悪魔

天使ちゃん、できてしまったシミを消す方法ってあるの?

天使

シミの種類にもよるんだけど、日焼けで出来ちゃった悪魔ちゃんのシミなら、きれいになるはずよ

悪魔

よかった~!シミって出来ちゃったらどうにもならないイメージがあったよ

天使

シミの改善には時間がかかるから、結果が出る前に諦めちゃう人が多いのよね もったいないことだけど…。正しいケア方法を学んでいきましょう

年齢肌の象徴でもあるシミ。夏の日焼けが収まった頃に一気に増えていて、愕然とした経験はありませんか?

「シミは治らない」と思い込んでいる人も多いようですが、正しいセルフケアを続ければ元の白い肌を取り戻すことも夢ではないんです!ただし、出来たばかりなら良くなったはずのシミも、何年も放っておくと次第に濃くなり対策が困難になってしまいます。

インターネット上では重曹や日本未認可化粧品を使ったシミ消し方法が色々噂になっていますが、あまり効果が見込めない上に危険なものも見受けられます。エステやクリニックなどもありますが、「情報が多すぎて何を信じていいかわからない」という人も多いはず。

出来てしまったシミの対策には、正しい見極めと知識、そしてある程度の時間が絶対に必要です。シミのない素肌を取り戻すためにすべきことをご紹介します。

このシミは消える?まずはシミの種類をチェック!

年齢を重ねて出来たシミ、にきび跡がそのまま残ってしまったシミ、子どもの頃からあるソバカスなどなど…、シミにはいくつかの種類があります。

消せるかどうかは種類によって異なります。代表的なシミの種類について紹介しますので、自分のシミがどれに当たるかを確認してみてくださいね。

あなたのシミはどれ?セルフケアが有効なのは、このシミ!!

老人性色素斑
加齢によって増えてくるシミ。紫外線の影響でメラニン色素が沈着して発生します。紫外線を浴びてから時間を置いて出てきます。頬骨のあたりに次々と表れることが多いようです。
できて間もない薄い状態ならば改善しやすいですが、できてから時間が経ち日焼けを重ねると濃くなり、治すのが難しくなってきます。
炎症性色素沈着
ニキビ跡や虫刺され跡がそのままシミになってしまった状態です。通常は数ヶ月~数年で消えますが、紫外線を浴びたり、傷を深めてしまったりすると、定着してシミになります。
跡ができてしまったら、刺激や紫外線を極力避けて美白化粧品でケアすれば、早く良くなるでしょう。摩擦などによる細かいシミも、原因を排除してから美白化粧品でケアすれば、比較的消えやすいと言われています。
ただし、「若い頃は自然に治ったから」と油断していると定着してしまうので、気を付けてください。
肝斑(かんぱん)
目の下部分に左右対称で発生するぼんやりとしたシミ。ホルモンに関係すると言われ、妊娠・出産や生理、更年期といったタイミングで急に発生する人も。閉経後には治ることが多いようです。
このタイプのシミには、トラネキサム酸という成分が効果的なことが分かっています。内服薬、化粧品どちらもありますから、自分に合ったものを選びたいですね。

以上が、化粧品やサプリなどでのセルフケアが有効となるシミです。

肝斑は市販薬のテレビコマーシャルで急に認知度が上がったと言われています。肝斑を疑って皮膚科を受診する人が激増するも、ほとんどが老人性色素斑だった、という話もあります。年齢を重ねてパラパラと出てきたシミは、ほぼ老人性色素斑だと考えていいでしょう。

セルフケアで消すのは難しいシミ

そばかす
遺伝によって思春期くらいから表れます。欧米人や色白の人に多く見られ、チャームポイントとされることも。紫外線の影響で濃くなることが多いので、注意が必要です。
花弁状色素斑
強い日焼けが原因で、背中や胸元に出てくるシミです。花弁(はなびら)状のシミが点々とたくさん表れます。
脂漏性角化症
茶色や黒の膨らんだシミで、紫外線によって大きくなることもあります。レーザーや液体窒素を用いた手術が必要になります。

自分の気になるシミの種類はわかったでしょうか?

実際には単一のシミだけを抱える人はほとんどおらず、複数のシミが混在しているもの。美白化粧品を使っていて、シミによって薄くなったり変わらなかったり、を経験したことがある人も多いでしょう。

どんなシミにも共通して言えるのは、刺激や紫外線を加えることで濃くなる可能性があること。またメラニン色素は集まりやすい性質があるので、シミができると周りにもどんどん増えていくということです。

「もうシミが出来ちゃったから、予防の美白化粧品はいらない」ということは絶対にありません。むしろ出来ているからこそ、これ以上濃くしたり増やしたりしないため、予防効果のある美白化粧品をしっかり使う必要があります。

※シミの種類の見分けがつかない場合は、医療機関で相談することをお勧めします。シミについてのカウンセリングや治療は皮膚科、美容皮膚科、美容外科などで受けられますが、美容目的の場合は保険対象外となります。

悪魔

私のシミは、老人性色素斑と炎症性色素沈着だなー

天使

どちらも美白化粧品で根気良くケアすれば、きっと良くなるわよ!

悪魔

化粧品だったら毎日使うから、気楽にはじめられるね。出来てしまったシミに使える化粧品って、どんなのがあるんだろう?

天使

シミ消し効果を期待するなら、「還元作用」のある成分に注目よ!

セルフケアの基本は美白化粧品〜防御は最大の攻撃

「美白」には「紫外線によるメラニン生成を防ぎ、シミ・そばかすを防ぐこと」という厚生労働省が定めた厳密な定義があります。この「予防」効果は、美白を目指すために最も重要となります。

メラノサイトの活動を抑制させる美白成分について考えてみましょう。シミの元メラニンを作るメラノサイトは、シミを持続させるためにせっせとメラニンを作り続けています。この過剰生産を辞めさせ、今あるシミを代謝させればきれいな素肌を取り戻すことができるはず。美白成分の予防効果は、今あるシミに対しても決して無益ではないのです。

美白成分の中でも、還元作用が強い成分は、すでに出来てしまったシミに働きかける力を持つと言われています。還元とは字の通り「元に還る」こと。「シミのない肌に還る」という目標には、還元作用のある成分を意識しましょう。

シミに迫る!還元作用がある成分

ビタミンC
チロシナーゼ阻害の役割によって美白成分に指定されているビタミンCですが、メラニンを還元する作用も期待できます。通常、化粧品には安定したビタミンC誘導体が使用されます。
ビタミンCにはコラーゲン生成を促進しターンオーバーを正常化する作用や、色素沈着を抑制する働きなどもあり、美肌作りには欠かせない成分です。
ハイドロキノン
「肌の漂白剤」と言われるほどに強力な美白成分です。刺激が強いため日本では長く医師の処方がなくては使えませんでしたが、現在では化粧品でも配合できるようになりました。メラニンを淡色化する作用があり、濃いシミを薄くすることが期待できます。
効果は高いですが、使い方には注意が必要。塗ったまま紫外線を浴びると炎症を起こす危険があり、過剰塗布による白斑リスクも指摘されています。シミだけに載せるようにして、効果が出たら使用をやめるなど、商品説明をしっかり読んだ上で利用しましょう。
リスクを排除した誘導体アルブチンが美白成分として認可されているほか、肌への負担を減らした安定型ハイドロキノンを配合した化粧品も出てきています。

シミ対策のセルフケアは、美白化粧品の有効活用がメイン。今使っている普通の化粧品を美白用にチェンジして、シミのない肌を目指しましょう。

ビタミンCやハイドロキノンのように還元作用のある成分は、出来てしまったシミに対しても効果が期待できます。いずれもそのままでは刺激の強い成分ですから、誘導体や安定型に加工してあるものを利用するといいでしょう

悪魔

ビタミンCやハイドロキノン配合の化粧品って、結構いっぱいあるんだね。どんなのがいいのかな?

天使

その中でも、できてしまったシミにオススメの化粧品を紹介するわね

実感力のある美白化粧品はコレ!

前項では還元作用のある二つの成分を紹介しましたが、当サイトでは特にビタミンC誘導体をお勧めします。理由としては、ビタミンC誘導体は還元作用とメラニン色素生成を阻害する作用の両方を持っているから。さらに安全性が確立されていることもポイントですね。

ハイドロキノン化粧品を選ぶ場合は、肌刺激が少ないよう安定化されていることを重視しましょう。美白化粧品は一定期間使い続けてこそ効果が出るものですから、肌に優しいことは必須です。

また、シミの元であるメラニンは常に生成されていますから、これを阻害する成分が入っている化粧品を選ぶといいでしょう。特に注目してほしいのがアルブチンという成分。

ハイドロキノンの誘導体で、チロシナーゼに作用してメラニン合成を防ぐ予防効果があります。優れた美白化粧品シリーズでは、このアルブチンとビタミンCを両方取り入れていることが多いようです。

ここではできてしまったシミにも迫れる化粧品をシリーズごとに紹介していきます。

FUJIFILMアスタリフト ホワイト

富士フィルムが作るアンチエイジング化粧品アスタリフトの美白ライン。シリーズの全アイテムに配合されているアスタキサンチンは、非常に強い抗酸化力を持った注目の成分。さらに3種のコラーゲンやナノ技術を駆使した独自成分も入った高機能美白化粧品です。

化粧水、美容液、クリームの3アイテムのうち、美白成分としてビタミンC誘導体が配合されているのは美容液。それ以外のアイテムにはアルブチンが含まれています。ライン使いすることで効果を最大限に得ることができるでしょう。

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POLA ORBIS groupディセンシア サエル

敏感肌を改善しながら美白を叶える、サエルシリーズ。老舗化粧品メーカーであるポーラが、敏感肌用に打ち出したブランド「ディセンシア」の美白ラインです。

炎症や酸化を抑えることで、美白成分がしっかり活きる肌作りを実現してくれます。化粧水とクリームにビタミンC誘導体、美容液にはアルブチンが入っています。基礎化粧品はすべて医薬部外品となっており、高い美白効果が期待できますね。日焼け止めにもビタミンC誘導体が配合されており、日中の美白対策も万全に行うことが出来ます。

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b.glenビーグレン ホワイトケア

「濃くなったメラニンを薄くする」というテーマが心強い、ハイドロキノン配合化粧品のシリーズです。独自の浸透テクノロジーQuSome(キューゾーム)が、有効成分を角層の奥まで届けてくれます。

QuSomeとは、皮脂に使い成分の超微小カプセルでハイドロキノンを包み込む技術。これにより浸透しやすくなる上に、成分そのものの安定性も確保できのだとか。美容液には高濃度のビタミンCも配合し、古い角質やメラニンの除去を促してくれます。

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悪魔

還元作用+予防効果+肌に優しい、というのが条件なのね(メモメモ)

天使

肌質にもよるけど、その3つは絶対条件ね。自分に合う化粧品が見つかったら、少なくとも1ヶ月間以上は使ってみることが大切よ

悪魔

うー、そんなに続けなきゃいけないんだ。ちょっと面倒だなあ…

天使

シミ対策には、時間が必要なの。美白化粧品の正しい使い方も覚えておきましょう。

美白化粧品を正しい使い方〜効果激減に要注意!

せっかくの美白化粧品も、正しい使い方をしなければ効果は激減してしまいます。基本的には化粧品に記載している注意事項や使用方法をしっかり読み、守るようにしてください。

ここでは多くの美白化粧品に共通する使用方法をご紹介しましょう。

夜しか使えない成分がある!

ハイドロキノンは紫外線に当たると変質してしまうことで知られ、夜のケアのみに使うのが原則となります(安定型では朝の使用が可能なものも)。また、一部のオイルやビタミン類も朝の使用が禁じられていることがあります。

美白を目指して使っていた化粧品が日を浴びたせいでシミの元になる可能性もあるのです。使用のタイミングについては注意書きに書いてありますから、よく読んでから使いはじめてください。

最低でも1ヶ月間は使い続けて

トライアルセットなどを使って肌に合うと感じたら、まずは1ヶ月間使って様子をみましょう。それはターンオーバーによって古い角層が入れ替わってはじめて、シミへの影響を判断することができるから。美白は長期戦だと心得ましょう。

美白化粧品はデコルテまでしっかりと

よく「デコルテまでが顔」と言いますね。美白化粧品は顔から首、胸元のデコルテにかけてしっかり使いましょう。顔だけが白くなってアンバランスになるのも問題ですが、首やデコルテのケア不足がたるみなどに繋がり、顔に悪影響を及ぼすこともあります。

スポット美白はスポット専用!

狙ったシミにピンポイントで塗る集中美白アイテムを、広い範囲に塗り広げることは絶対にやめましょう。出来てしまったシミに働きかける成分は、肌への負担がそれなりに大きいもの。

シミのない肌に塗ると肌荒れを起こしたり、最悪の場合新しいシミの原因にもなったりもしかねません。部分用は割高なことも多いですから、広範囲に塗っては経済的にも良くないですよね。

使用期限、保管方法は厳守!

抗酸化力や還元力といった性質は、酸素などと結びつきやすく劣化しやすい性質とも言えます。特に安定型ではないハイドロキノンは劣化が早いことで知られ、冷蔵庫での保存や期限内での使用が必須となります。劣化した化粧品は効果がないだけではなく、肌に悪影響を与える危険性もあります。

有効成分をしっかり配合した美白化粧品は、いわゆる化粧品よりも効果が大きい医薬部外品と分類されます。効果があるということは、副作用の可能性もあるということ。正しい使い方をしないと思わぬデメリットに見舞われるリスクがあることを覚えておいてください。

悪魔

美白化粧品はやっぱり時間がかかるんだねー。ネットでは、手作りのシミ消し剤や海外の薬でシミを消している人がいるよ。すぐ消えたって言っているひともいる!

天使

どれどれ?うーん、これはオススメできないわ

悪魔

簡単にシミが消えるって言ってる人が多いのに、なんで?

天使

シミを消すのは美肌になるためでしょう?これらの方法は、シミが消えるかわからない上に、肌がボロボロになっちゃうリスクがあるよ。よく考えてみましょう

ネットで噂のシミ消し方法を徹底検証!重曹、個人輸入、馬etc…

インターネット上では、食品や日本未認可薬などを使ったシミ消し方法がたくさん紹介されています。低コストで簡単そうなので、気になる人も多いのではないでしょうか?

結論から言えば、簡単さや即効性を謳った多くのシミ消し方法はリスクだけが高く、あまり効果は期待できません。

今回、特に話題になっているシミ取り方法を検証してみました。リスクが見えているだけに身体を張って試したわけではありませんが、「怪しいシミ消し方法を試したせいで、肌がボロボロになってしまった」と泣く人がいなくなることを願っています。

効くワケがない?!重曹+ひまし油パック

アメリカHeritage Store社が販売している「カソーダ」というクリームの成分を真似た方法。重曹とひまし油(カスターオイル、キャスターオイルとも)を練り合わせ、シミに綿棒などでスポットで塗るそうです。

個人ブログなどでは「塗ったところがヒリヒリした後にカサブタになり、取れるとシミがなくなっている」という口コミが見受けられます。

一方で「シミが余計に濃くなった」という人もいました。材料や使用方法から、本当にシミが取れるのかを考えていきましょう。

重曹
料理や掃除にも便利な炭酸水素ナトリウム。膨らし粉としてもお馴染みですね。弱いアルカリ性の性質があり、粒子の適度な固さを利用して研磨剤として使われることもあります。
ひまし油
トウゴマという植物の種から絞った植物油。日本では古くから下剤として活用されてきた粘り気のあるオイルで、化粧品などにも使われています。アメリカの霊能力者であるエドガー・ケイシーが様々な疾病の治療に活用したとされ、「カソーダ」の販売元であるHeritage Store社はエドガー・ケイシー療法に基づいた製品を作っています。アメリカでは民間療法に取り入れられているようですが、医学的にエビデンスがあるわけではありません。
使用方法
気になるシミをつまようじなどでひっかき(スクラッチする、と言われているようです)浅く傷つける。綿棒でシミ部分だけに載せるように塗りつけ、絆創膏やテープで覆う。

ネットで出回っている情報は、おおよそ以上の通り。

重曹のマイルドなピーリングによってシミを薄くする、という原理で、そこにひまし油のおまじない的な効果をプラスしたシミ取り方法です。アルカリ性である重曹は皮膚を溶かしますから、傷つけたシミ部分の皮膚が溶けて局部的にターンオーバーを早めることが考えられます。

しかし、これは単に「シミを物理的に削った」だけ。わざと傷つけてかさぶたを剥ぐという、あまりに乱暴なシミ取り方法です。

この方法でシミが改善したというのは、放っておいても消えるか薄くなるシミだった可能性が高いでしょう。むしろカソードを使わない方が早く良くなったかもしれません。

そもそも実際に売られている「カソーダ」の製品説明は「少なくとも1日1回、皮膚の傷、乾燥した皮膚または厚い皮膚に塗布する。衣類を保護し、結果をスピードアップするために必要ならば、布またはバンデードで覆う」となっており、「刺激、発赤または不快感が生じた場合は、使用を中止し、認可された医療従事者に相談してください」という注意書きもあります。つまり、シミ取りという目的の製品ではないんですね。皮膚を傷つけることによる炎症や色素沈着のリスクがあるので、美肌を目指すならば絶対にやるべきではない美容法です。

結論:皮膚を傷つけてカサブタを剥ぐだけ!かえってシミが濃くなる可能性大なので、絶対にNG

誰も責任を取ってくれない…未認可の高濃度ハイドロキノン+トレチノイン

海外では、シミ治療と言えばハイドロキノン+トレチノインが一般的なのだとか。それだけ効果的な組み合わせであり、すでに出来てしまったシミを消す効果があります。

「肌の漂白剤」とも言われるハイドロキノンと、新陳代謝を強制的に早めるトレチノイン。組み合わせてシミ治療に使われることが多い成分です。いずれも強力な作用があるため、日本では高濃度のものは医師による処方が必要。つまり薬扱いになるわけです。

ところがネットでは、個人輸入代行業者を使って高濃度ハイドロキノン+トレチノインを取り寄せる人の体験記が見受けられます。

「塗りはじめはかゆくなり、次第にヒリヒリとしてくる。シミ治療中は肌がボロボロになるのでメイクも出来ないが、シミは消えた」「塗った個所がただれて赤剥けになるが、カサブタがすべて剥がれたら、シミのないピンクの肌が出てくる」などの口コミが多数。つらい治療期間が過ぎて治る人もいますが、一方で 「自己流で使用して、壮絶な肌荒れになっただけで終わった」「シミが濃くなった」という残念な結果も…。

ハイドロキノンは前項でも紹介した通り、強い還元作用によりシミを淡色化する成分。塗布後に直射日光に当たったり、長期間連続使用したりと誤った使い方をすると、美白どころか肌がボロボロになってしまうので要注意。医薬品レベルの濃度になると、肌がまだらになる白斑のリスクもあるのです。ヨーロッパの動物実験では5%以上で発がんリスクが報告されており、一般に皮膚科での処方も上限4%となっています。

トレチノインはビタミンA誘導体で、ニキビの治療にも利用される成分。化粧品に使用されるビタミンAであるレチノールに比べ、50~100倍の生理活性があるとされます。皮膚科では0.01%くらいから徐々に濃度を上げていくのが普通ですが、個人輸入では0.1%と高濃度の軟膏を入手することも出来るようです。

強制的に新陳代謝をするということは、皮膚の表面がどんどんはがされていくということ。高濃度トレチノインは炎症を起こしたり出血をしたりするリスクを伴います。

日本では、ハイドロキノン+トレチノインを用いた治療は3週間程度を1クールとし、1ヶ月間程度のスパンを取るのが一般的。経過を見ながら医師が期間や使用量を決定します。シミの種類によっては濃くなってしまうこともあるので、その見極めも重要です。

こうした細かな医学的判断を、素人が行うのは無理だと思いませんか?そもそも国内で認可されていないということは「日本の基準では安全性が確立されていない」ということ。個人輸入した薬で重大な健康被害があっても、責任は全て自分にあります。極端な話、その薬剤で顔に穴が開いたり皮膚がんになったとしても、誰も責任を取ってはくれないのです。

また、ハイドロキノンもトレチノインも劣化の早い成分なので医療機関では品質管理が徹底されますが、個人輸入ではどのような状態のものが来るかわかりません。劣化した薬剤は効果がないだけでなく、肌への悪影響や健康被害が懸念されます。

このようにリスクを考えると、日本未認可薬を個人輸入して使うのはやめた方が賢明です。高濃度の薬品は医師の指導の元、使用法をしっかり理解した上で利用しましょう。

結論:リスクが高すぎ!美肌を目指すなら、国内認可の化粧品や医薬品を正規ルートで使おう。

馬油でシミが消えるって、本当なの?

昔ながらの美肌アイテムという印象が強い馬油。「馬油でシミが取れた」という口コミをネットで見かけます。「毎日使い続けることで、濃いシミが薄くなった」「サーファーのシミ対策として有名」などの情報を見つけることができましたが、結論から言えば、馬油でシミを消すのは難しいでしょう。

馬油は食用の馬から採取される動物性油脂です。人間の皮脂とよく似た性質を持っているためスッと伸びて使用感が良く、化粧品などにも広く利用されています。リノール酸を多く含み、古くから皮膚の保護に役立てられてきました。

日本皮膚科学会のサイトには、「(前半部略)馬油の局部塗布による皮膚の水分量と油分量の増加は, 主にリノール酸が皮膚に吸収され, 皮膚バリア機能を維持するための保湿因子構造に充分な役割を果たさせたことによると考えた。以上のことから, 馬油を外用剤とした経皮補給は皮膚の健康維持と保湿に適していると考えられた」という東京家政大学と皮膚科呉クリニックによる研究結果が掲載されています。

皮膚の保護に有用な馬油ですが、いわゆる美白成分は一切含まれていません。メーカーサイトを見ても、シミを取る効果については記載されていませんでした。ネット上では「非常に浸透力が高い」という記述をよく見かけますが、これは皮脂と近い成分であるために角質層にすんなりと馴染むため。決して角質層よりも奥へ入り込むわけではありません。

「馬油でシミが取れた」という口コミを擁護するならば、「肌に優しい油脂をスキンケアに使うことでターンオーバーが正常化され、メラニンが排出された」ということなのでしょう。

摩擦が原因だった色素沈着部分に塗り続けることで刺激を緩和させ、症状を改善することも出来そうです。いずれにせよ馬油で取れるシミならば、もともと一時的なものだったと考えられます。

馬油はシミを消す効果があるとは言い難いですが、余計な物を含まない高品質なオイルです。子どもからお年寄りまで誰でも使え、ボディのかさつき防止にも役立ちますから、一つ持っていると何かと重宝かもしれません。マッサージオイルとして使えば、肌に負担をかけずに血行促進も期待できます。

ただし、動物性油脂なのでアレルギー反応を起こす人もいますから、気を付けてください。また、劣化しやすいオイルであることも意識した方がいいでしょう。ネット上では万能薬のように書かれていることも多い馬油ですが、実際にはただの油脂のひとつ。過信することなく上手に利用してください。

結論:馴染みの良いオイルだが、美白成分はなし!かさつく部分にうまく利用して

悪魔

噂のシミ取り方法は、試さない方が良さそうだね

天使

馬油を使うくらいは構わないけどね。「赤くなる」「ヒリヒリする」といったトラブル症状があるものは絶対に手を出しちゃダメよ

悪魔

民間療法は全滅かー。じゃあ、エステやクリニックでやるシミ治療ってどうなんだろ?

天使

エステは基本的に化粧品と変わらないわ。クリニックのシミ治療はレーザーが中心で、どうしても消したいシミには有効よ。詳しく見て行きましょ

エステでも、すぐにシミは消えません!

盛んにCMをしているエステティックサロン。「シミをすぐに消してくれるかも!」と、気になっている人も多いかもしれませんね。「シミやそばかすのケア」を謳うエステもありますが、数回のエステ施術で出来てしまったシミを取ることは難しいでしょう。

総務省が定義するエステティック業の定義は「手技又は化粧品・機器等を用いて、人の皮膚を美化し、体型を整えるなどの指導または施術を行う事業所をいう。」というもの。

施術者の資格等に対する言及もありません。定義の通り、エステで使用されるのは化粧品であり、その美白効果はあくまで「紫外線によるシミ・そばかすを予防する」という域を出ません。つまり、医療機関のように「すでに出来ているシミをすぐに取る施術」は行えないのです。

エステでは高額な化粧品を勧められることが多いですが、エステサロン専売品であっても、法律上市販品とそう大きな差異のないのが現実。特に美白成分については厚生労働省の規定のものしか配合できませんから、ローンを組んでまで高価なエステ化粧品を買う必要はありません。

エステティックサロンで使用する機器、化粧品ともに家庭用のものと機能が大きく変わりません。エステでの美白は、セルフケアと同じだけの時間がかかると考えていいでしょう。もちろん、マッサージによるリラックス効果や血行促進、正しいケア方法の指導を学ぶには最適な場所です。過剰な期待をせずに、美容への意識を高め、リラックスする場と割り切って利用するといいですね。

痛い?高い?医療機関でのシミ取り

出来てしまったシミをピンポイントで消すならば、美容皮膚科や美容形成外科など医療機関でのレーザー治療が有効。美白化粧品で治すことが難しいそばかすや花弁状色素斑なども、医療レーザーならば対応が可能です。

医療機関でのレーザー治療の特徴は、「出来てしまったメラニン(=シミ)を壊し、排出する」こと。予防を目的とする美白化粧品との大きな違いと言えますね。

シミ取りレーザー治療のメリットとデメリットについて

医療機関での治療は先述の通り、「シミを取ること」が目的。特にレーザー治療は、狙ったシミを取ることが可能です。ただし医療レーザーも「シミを一瞬で消し、美肌にしてくれる魔法のアイテム」ではありません。そのメリットとデメリットを見ていきましょう。

レーザー治療のメリット

ピンポイントでシミを消せる
出来てしまったシミに狙いを定め、一つずつ取っていくことが可能です。どうしても消したいシミがある人には嬉しいですね。一度で消えない場合は何度が照射することもあります。
施術時間が短い
レーザーで照射する時間はほんの一瞬。シミの種類を見極めて治療に及べば、施術そのものはすぐに終わります。
施術に痛みを伴わない
治療はほんの一瞬。レーザーで焼いている時の痛みはほぼないと言われ、特別に痛みに不安を感じる人には麻酔クリームなどの使用も行われます。

レーザー治療のデメリット

価格が高い
以前よりは安くなったとはいえ、シミのレーザー治療はまだまだ高額です。安価な大手チェーン美容外科でも、1㎜×1㎜で3~5000円程度が相場。1つ2つならばいいですが、たくさんあるとすごい金額になってしまいます。シミは再発することもありますから、その場合は新たに予算を組まなくてはなりません。
ダウンタイムが辛い
治療の効果が出るまでの期間を「ダウンタイム」と呼びますが、レーザー治療はこのダウンタイムの大変さでよく知られています。レーザーで焼いたシミ部分はヤケドやケガをしたような状態になっており、カサブタになった後に自然に剥がれるのを待たなくてはなりません。
この間、傷用テープなどで保護する必要があるため、どうしても目立ってしまいます。最低でも2週間程度はかかると考えていいでしょう。カサブタがはがれた後も弱い肌が露出しますから、保護が必要です。テープや軟膏などをマメにつける必要があるため、長期休みを利用して施術を受ける人も多いようです。
見極めを誤ると、シミが濃くなる
ホルモンバランスなどが原因となる肝斑の場合、一般的なシミ取りレーザーを当てるとかえって濃くなることが報告されています。これは肝斑がレーザーの刺激に過反応するため。肝斑治療には、低出力で照射できる特別なレーザーを使わなくてはなりません。シミや肝斑の治療に精通した医療機関を選ぶことが大切です。
色素沈着の危険性
日本人の肌は色素沈着が出来やすいと言われており、レーザー治療の刺激で色素沈着が起こることがあります。また、カサブタを無理にはがしたり、ダウンタイム中に紫外線対策を怠ったりすることにより、シミ部分に新たな色素沈着が起こる可能性もあるので要注意です。

上記のようなメリット・デメリットがあることを覚えておきましょう。多くの美容外科の紹介ではレーザー治療の手軽さが強調されていますが、基本的には「シミ部分の皮膚を焼き壊して剥がす」という仕組みの治療法です。予算と治療期間がしっかり取れることを確認してください。

医療機関でのシミ治療としては、光を利用したフォトフェイシャルや高濃度ハイドロキノン+トレチノインによる外用薬治療があります。どちらも即効性はありませんが、回数を重ねたり一定期間続けたりすることで効果を得ることができます。

医療機関でのシミ治療は、どの治療方法もあくまで「今あるシミ」への対処です。目に見えるシミを狙うことは出来ますが、まだ角層へ表れていないシミに対する効果はありません。

シミはどんどん生まれていますから、例え出来たシミを取ったとしても紫外線対策や美白化粧品での予防は欠かかせないということを覚えておきたいですね。

悪魔

レーザーでシミが取れたとしても、結局予防もずっとしなきゃダメなのね

天使

そう、メラニンは日々作られているから、シミにならないよう日常的にケアしなくてはいけないの

悪魔

美白化粧品やUVアイテムはずっと使い続けた方がいいんだね

天使

その通り!美白に終わりはないのよ

シミを消す方法まとめ

  • できてしまったシミには還元成分であるビタミンCやハイドロキノンが有効!
  • 還元成分+予防成分+肌に優しいこと、を基準に化粧品を選んで
  • 美白化粧品は最低1ヶ月間、用法、用量を守って使おう
  • ネットで話題の変なシミ取り方法に騙されないで!
  • エステに化粧品以上の効果なし
  • 医療機関でのシミ治療は、見えているシミにのみ効く対症療法。その後も美白ケアは必須