悪魔

乾燥がひどいから、ローションパックの後に乳液とクリームとオイルを重ね塗りしているんだけど、良くならないんだ…何が原因かわかる!?

天使

化粧品をたくさん使っても、ちゃんと肌を潤してくれる成分が入っていなくては意味がないの 乾燥対策にオススメなのはセラミドよ

悪魔

セラミドってよく聞くけど、どんなものなの?

天使

セラミドは元々肌にある成分で、化粧品で取り入れることもできるのよ!たくさん種類があるから、詳しく説明するわね

乾燥対策に化粧品を駆使しても、ちっとも改善しない…そんな人は、肌にセラミドが足りていないのかもしれません。

セラミドは肌の表面、角質層にあり必要な水分や油分を蓄える役割をしています。年齢を重ねると減少することが分かっており、50代の肌では20代に比べ約半分量にまで減ってしまっているそうです。

セラミドが十分量あれば、周囲がどんなに乾燥していても肌は潤いを保つことができます。ここでは肌に潤いを与えてくれるセラミドについて解説します。

1.最強の保湿成分!セラミドとは

セラミドは、角質細胞の間を埋める細胞間脂質の主成分。肌の表面、角層では細胞間脂質の層と水分子の層が交互に重なり合う「ラメラ構造」が形成されています。

細胞間脂質の約半分を占めるセラミドは、スフィンゴ脂質という特殊な脂質の一つで、脂質でありながら水にもなじめる特性を持っています。そのため、水分子を「挟み込む」形で保つことができるのです。

十分量のセラミドで満たされ、ラメラ構造がきちんと形成されているのが、理想的な角層の状態です。

子どもの肌がみずみずしいのは、セラミドが十分量でラメラ構造が整っているから。水分をしっかりと蓄えられるだけのセラミドが常にあるおかげなんですね。

皮膚の一番大事な役割は、外部からの有害物質などを遮断するバリア機能。ラメラ構造が強固であれば、バリア機能も強力になり、外部の影響を受けにくくなります。

セラミドが不足してラミラ構造が乱れると、水分を保つことができなくなる=乾燥する上、外部からの刺激にも弱い敏感肌にもなりかねません。

つまり、セラミドは健康な肌を作るのに欠かせない成分ということ。アトピー皮膚炎患者の皮膚にはセラミドが少なく、セラミドを作り出す力も弱いことが明らかになっています。

2.加齢だけじゃない…セラミドが減る理由

セラミドは本来肌が自ら作り出すものですが、加齢や間違ったスキンケアなどによって減少してします。セラミドが足りない肌はラメラ構造が乱れ、バリア機能も衰えることに…。加齢以外でセラミドが減る原因についてご紹介しましょう。

セラミドが減る原因

  • 洗いすぎ
  • 熱いお湯での洗顔や長時間の入浴習慣
  • マッサージなどによる過剰な摩擦
  • 紫外線
  • 乱れた食生活
  • 睡眠不足

セラミドは脂質ですから熱に弱く、40度以上の熱めのお湯で洗いすぎると流れ出てしまいます。また、摩擦など外部からの刺激でも損なわれてしまうので注意が必要です。

セラミドはターンオーバーによって生まれることも重要。ターンオーバーが滞るとセラミドもなかなか作られず、肌の乾燥を招きます。規則正しい生活や食習慣などで健康を保つことが、結果的にセラミドに満ちた肌を作ってくれるのです。

幸い、セラミドは化粧品などで外から補給することができます。潤いが足りない乾燥肌に悩んでいるなら、まずはセラミドを取り入れるといいでしょう。

悪魔

なるほど、ターンオーバーが乱れるとセラミドも足りなくなるんだね

天使

かいつまんで言えばそういうことね、悪魔ちゃんの乾燥はセラミド不足から来ているんだと思うわ!

悪魔

うっ…加齢や乱れた生活で減るんだもんね…(涙)でも、化粧品で取り入れられるってありがたいよね!

天使

化粧品に配合されるセラミドにもいろんな種類があるから、説明するね!ややこしいんだ、これが…

悪魔

天使ちゃんでも難しいことがあるんだね…

3.肌にあるのと同じ!ヒト型セラミドとは

健康な肌を保つのに欠かせないセラミド。化粧品に配合される「セラミド」は、私たちの肌にあるセラミドと同様の化学構造を持った、ヒト型セラミドです。主に酵母などを利用して生成されています。

私たちの肌にあるセラミドは構造的特徴によって細かく分類され、最新の分析技術では数百~数千に細分化されるとも言われています。肌のセラミドと同じ構造で作られるヒト型セラミドの種類は一般的に数字で表されますが、最近では細分化されていることもあり、アルファベット表記も見られるように。化粧品の成分表でよく使われるのは、数字の方ですね。

ここでは作用がはっきりしていて化粧品等で利用されている主要なヒト型セラミドについて解説しましょう。

セラミド1(セラミドEOS)
外部の刺激から肌を守るバリア機能をサポートする。アトピー皮膚炎患者の皮膚には生まれつき少ない
セラミド2(セラミドNS)
皮膚に最も多く存在するセラミド。水分保持機能が高い
セラミド3(セラミドNP)
乾燥やシワを軽減する。加齢によって減少しやすい
セラミド6(セラミドAP)
ターンオーバー促進、シワの軽減などに役立つ

これらのセラミドのうち、化粧品によく配合されるのはセラミド2。皮膚に最も多いセラミドです。これら1、2、3、6いずれかのセラミドが含まれている化粧品を選ぶといいでしょう。複数のセラミドを組み合わせた化粧品もあります。

なお、ヒト型セラミドはバイオ技術を用い酵母などから合成されています。「バイオ」「合成」の語感を避けたいために、「天然型セラミド」というと表記されることもあるようです。ややこしいですが、成分表に「セラミド〇」と書かれていたらヒト型であり、肌にあるセラミドを補給できる有用な成分であることを覚えておきましょう。

なお、ヒト型セラミドはどのタイプも非常に高価で、配合されている化粧品もそれなりに高級なラインになります。そのため、ヒト型ではないセラミドも研究・開発されるようになりました。詳しくは次項で見ていきます。

4.ヒト型以外のセラミドの種類について

化粧品のパッケージに「セラミド配合」と書かれているのに、成分表には「セラミド」の文字がないことがあります。

成分表に「セラミド」と表記できるのは、前項で解説したヒト型セラミドのみ。けれども、皮膚でセラミド同様に働く成分は自然界の様々な物質に含まれるため、動物や植物などから取り出されたものが化粧品にも利用されているのです。代表的なものをご紹介します。

天然セラミド
動物の脳や脊髄から抽出される、動物性セラミドです。かつては牛が主流でしたが、狂牛病問題以降、馬が主な材料となりました。動物由来なので人の肌と相性がよく、高い効果を発揮します。
成分名としては「セレブロシド」「ウマスフィンゴ脂質」「ビオセラミド」「ガラクトシルセラミド」などの名称で表記されます。
植物性セラミド
米やこんにゃく、柚子、麹などから抽出される成分。植物由来なので肌に優しく作用し、保湿に効果を発揮します。「コメヌカスフィンゴ糖脂質」「ユズ果実エキス」「グルコシルセラミド」「植物セラミド」などの表記になっています。
類似セラミド
石油原料からセラミドに似た分子構造を合成したもの。「疑似セラミド」または「合成セラミド」とも呼ばれますが、ヒト型セラミドも合成されたものであり、混同しないよう注意が必要です。類似セラミドは安価で大量生産が可能ですが、ヒト型などに比べ効果は低め。「セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド」「ヘキサデシロキシPGヒドロキセチルヘキサデカナミド」などの表記になります。

上記の成分はいずれも、厳密にはセラミドではありません。ただし、肌の上で必要な時にセラミドに作り替えられる「セラミド前駆体」であり、これらを化粧品で補給することでセラミドが増えるなどの効果が得られます。

悪魔

やっぱり肌にあるのと同じヒト型セラミドが良さそうだね

天使

そうね、ヒト型が一番効果が高いと言われているわ

悪魔

ところでセラミドって、美白にも役立つ?

天使

もちろん!直接的な美白作用はないけれど、セラミドが満たされていることは美白肌の絶対条件よ

5.セラミドは美白にも必要って本当?

セラミドは、いわゆる「美白成分」には指定されていません。けれども、美白を目指すなら絶対に欠かせない成分。その証拠に、多くの美白化粧品にはセラミドが配合されています。

なぜセラミドが必要かと言えば、美白には何よりも肌の健康状態が影響するから。肌は紫外線や摩擦などの刺激を受けると、防御反応としてメラニンを生成します。セラミドで満たされた肌は強く、些細な刺激に過剰に反応することはありません。丈夫な肌ならば、不必要なメラニンが生成されることもないということですね。

また美白というのは、肌を整える上での上級オプションのようなもの。乾燥肌や敏感肌では、せっかく美白化粧品を使っても効果を得にくいことがわかっています。潤った肌には、美白成分がすみずみまで行き渡ります。

セラミドと特に相性のいい美白成分は、ビタミンC誘導体。還元作用があるビタミンC誘導体は角層でメラニンを淡色化させてくれる成分。水溶性であり、セラミド補給によって水分が行き渡った肌ではすみずみでしっかり働いてくれます。

また、ビタミンC誘導体の弱点である乾燥もセラミドが補ってくれますから、保湿しながら美白ができるという盤石の布陣になるでしょう。

6.ヒト型セラミド+美白成分のおススメ化粧品はコレ!

美白のためには、まずは肌が十分にセラミドで満たされている必要があります。ここに着目し、セラミドをしっかり配合した美白化粧品をご紹介しましょう。

FUJIFILMアスタリフト ジェリーアクアリスタ

アスタリフトを代表するジェリー状先行美容液。セラミド1、セラミド3、セラミド6Ⅱと3種類のヒト型セラミドが配合されています。まずセラミドで肌を潤し、その後にプラスするアイテムの浸透を良くするというのが理にかなっていますね。他にも水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲンを配合しており、先行美容液でありながら、これだけで十分な保湿効果を感じられます。

アスタリフトの美白ラインであるアスタリフトホワイトは、ビタミンC誘導体の中でも効果の高いリン酸L-アスコルビルマグネシウムを配合。メラニン生成を抑えるアルブチンも使われています。ジェリーアクアリスタと併用すれば、保湿と美白、両方の効果を実感できるでしょう。

「アスタリフト ジェリーアクアリスタ」は「アスタリフト ホワイト」のトライアルセットに付属されています。

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POLA ORBIS groupディセンシア サエル

「敏感肌を改善しながら美白する」というコンセプトであるサエルは、セラミド2を配合。セラミド2は肌に最も多く存在するセラミドであり、加齢によって減りやすい成分。特に「年齢を重ねて肌が敏感になった」と感じている人には、効果を発揮してくれます。

美白成分として使われているアスコルビン酸グルコシドは、とても低刺激なビタミンC誘導体。アルブチンも配合し、敏感な肌を労わりながら美白することができます。

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7.発見!セラミド生成力をアップできる化粧品

セラミドは加齢などの理由により足りなくなってしまいますが、肌には本来セラミドを作り出す力があります。セラミドを外から補うのではなく、自ら作り出せるようサポートしてくれる化粧品が、米肌です。

KOSE米肌 澄肌美白

米肌で使われているのは米由来のエキス「ライスパワーNO.11」。微生物の力で超低分子にまで分解されており、角層の奥まで浸透してくれます。ライスパワーNO.11はセラミドを生み出し、肌の水分保持機能を改善してくれる唯一の美容成分です。

米肌の美白ラインである「澄肌美白」は、肌に優しいビタミンC誘導体アスコルビン酸グルコシドを使用。「美白化粧品は乾燥しやすい」というイメージを覆してくれます。

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美白のためにも、セラミドは欠かせません。おススメはビタミンC誘導体との組み合わせ。セラミドで保湿することによって、すみずみまで美白成分を行き渡らせることができます

8.食事で肌のセラミド量が変わるって本当?

セラミドは食品にも含まれており、食べることによって肌のセラミド生成に役立ってくれます。

セラミドを摂取すると腸で消化される際、スフィンゴシン、糖、脂肪酸の3つに分解されます。このうち角層に作用するのはスフィンゴシンで、セラミド生成を促してくれます。

セラミドを多く含む食品は

  • こんにゃく
  • 米(特に玄米)
  • 小麦(特に胚芽部分)
  • 大豆
  • 牛乳

などが挙げられます。中でもこんにゃくのセラミド量は圧倒的。穀物はなるべく精製されないものを選ぶと、セラミド産出に役立ってくれるでしょう。

一方、セラミドを減らす食品もあります。紅花油やコーン油などに多いリノール酸は、か状摂取するとセラミドを減らしてしまうことがわかっています。リノール酸は必須脂肪酸であり、一定量は必要ですが、普通の食生活をしていると撮り過ぎていることがほとんど。意識して摂らないくらいがちょうどいいでしょう。油ならば、魚に多いオメガ3脂肪酸を意識して摂るのがいいですね。

セラミドはターンオーバーによって生成されますから、基本的には「肌に良い食べ物」を意識してください。良質なたんぱく質や緑黄色野菜は必須。その上で、こんにゃくなどのセラミド食品を摂ることをお勧めします。

9.コラーゲン、ヒアルロン酸との違いは?

セラミド同様、化粧品によく含まれるコラーゲンとヒアルロン酸。いずれも肌にもともと存在し、化粧品では保湿剤として配合されます。

セラミドは補給できる

セラミドは肌の表面である角層に存在しているので、不足した分を化粧品によって補うことが可能です。

コラーゲン、ヒアルロン酸は補給できない

コラーゲンとヒアルロン酸は、どちらも肌の奥「真皮」を構成している成分。肌を下から支え、ハリや弾力をもたらしているのが真皮層です。

真皮層は繊維状のコラーゲンとそれを繋ぐエラスチンが網目状に張り巡らされ、水分をゼリー状に含んだヒアルロン酸がその隙間を埋めています。コラーゲンやヒアルロン酸が不足すると、シワやたるみの原因になります。

真皮層は肌の奥にあり、基本的に化粧品はそこまで届くことはありません。そのため、化粧品で真皮の不足成分を補うことは不可能なんです。

「じゃあ、化粧品のコラーゲンやヒアルロン酸は意味ないの?」と思ってしまうかもしれませんが、真皮構成成分を補給できないというだけで、保湿効果は十分にあります。コラーゲンやヒアルロン酸はゼリー状に水分を保つ優れた保湿能力を持っています。浸透しなくとも、肌表面に潤いの膜を張るようにとどまり、水分を保ってくれます。セラミドが角層に入り込んでラメラ構造を作るのに対し、表面で水分を保ってくれるので、化粧成分としての使用感の良さはコラーゲン・ヒアルロン酸の方が高いでしょう。

セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸はいずれも効果の高い保湿成分。役割を理解して取り入れたいです。

セラミドのまとめ

  • セラミドは肌の水分を保つに欠かせない成分
  • 加齢、間違ったスキンケアや生活習慣…不足するセラミドは、化粧品で補う
  • 最も効果的なのは、ヒト型セラミド!
  • 美白に最適なのは、セラミド+ビタミンC誘導体との組み合わせ
  • 食事で肌のセラミド量も変わる
  • セラミドは浸透して、コラーゲンとヒアルロン酸は表面で保湿する

多くの女性を悩ませている乾燥肌や敏感肌は、セラミドで満たされることによって必ず改善します。美白を目指すなら、セラミド+美白成分で、有効成分を角層のすみずみまで行き渡らせましょう。

悪魔

セラミドをしっかり補給したら、肌がきれいになる上に丈夫にもなるんだね

天使

ラメラ構造がきちんと形成されれば、ちょっとした刺激にも負けない健康な肌になるわ

悪魔

それってシミ予防にもなりそうだし、必ず取り入れたい成分だね!

天使

セラミドケアは美白・美肌の基本と言ってもいいわ。他の保湿成分や美白成分と併せて上手に使っていきたいわね