悪魔

ハイドロキノンっていう、ポケモンみたいな名前の成分があるんでしょう?使ってみたいな!

天使

アメリカではシミ治療に昔から使われている薬として有名ね 最近では日本でも化粧品に配合されるようになってきたわ

悪魔

すっごく気になる!けど…ネットで副作用の画像を見て、ちょっと怖いなあと思ってるんだよね

天使

ハイドロキノンは強力なだけに、使い方を間違うと肌荒れや白斑などの副作用もあるの でもしっかり勉強してから使えば大丈夫よ

「肌の漂白剤」とも言われるハイドロキノン。強力な還元作用でメラニンを無色化する成分です。すでに出来てしまったシミやくすみにも有効で、美容皮膚科などではトレチノインというビタミンA誘導体とセットで使うことが多いようです。

効果が大きい分、副作用もあります。個人輸入の高濃度ハイドロキノンとトレチノインを自己判断で使い、赤く腫れあがった画像を見て「危険な薬!」と思っている人も多いのではないでしょうか?

けれども性質を正しく理解して使えば、美白の強い味方になってくれます。最近では副作用や劣化リスクをを抑え、効果だけを追求した安定型ハイドロキノン配合の化粧品も開発されてきました。

ここではハイドロキノンを正しく使うための基礎知識を一緒に学んでいきましょう。

1.ハイドロキノンって、どんなもの?

ハイドロキノンとは、イチゴや麦芽などに含まれる物質。メラニン産出を抑え、黒色化しまったメラニンを無色化する作用があります。かつて銀塩写真の現像に使用されており、作業者の手が白いことから美白作用が発見されました。

ハイドロキノンは、チロシナーゼを阻害することでメラニン生成を抑えます。チロシナーゼとは、メラノサイト内のチロシンをメラニンに変化させる酵素のこと。同様の作用をもたらすコウジ酸やルシノールなどの一般的な美白成分に比べ、10~100倍もの美白作用があるとも言われています。

アメリカではシミの治療薬として古くから使われ、日本でもシミや色素沈着改善などの目的で美容系皮膚科ではおなじみの成分。以前は医師の処方なしでは手に入りませんでしたが、2001年の規制緩和後には化粧品にも配合できるようになりました。

皮膚の奥・真皮から色づいているには効きませんが、基底層~表皮にメラニンが沈着している老人性色素斑や炎症性色素沈着、肝斑には絶大な効果を発揮します。

2.ハイドロキノンの注意事項は?副作用ってあるの??

ハイドロキノンは市販化粧品では1~2%程度、病院では2~4%以上の配合で主に軟膏として使用されています。刺激の強い成分なので、高濃度では赤くはれたりかゆくなったりなどのトラブルを生じることも。使用の際は必ずパッチテストをして、異常が起こったらすぐに皮膚科に行くなどの対策が必要です。

安定性が悪く、劣化しやすいため、取り扱いには注意が必要。特に紫外線に当たると毒性になる「光毒性」を持っています。使用の際は必ず日焼け止めを併用するなど、紫外線対策を徹底しましょう。また、劣化すると茶色く変色するので、色が変わったら使用は中止してください。製品の注意書きや医師の指導の元、正しく使用・保管することが大切です。

副作用としては、肌の色が白く抜けてしまう白斑があります。かつて大手メーカーが作るロドデノールという成分配合の化粧品で大被害があったことは記憶に新しいですね。ロドデノールもハイドロキノン同様、チロシナーゼ阻害によってメラニン生成を抑える成分でした。

白斑はメラノサイトそのものが破壊された状態で、有効な治療法も明確にはなっていません。自己判断で高濃度のハイドロキノンを長期間使い続けるなど、間違った用法でリスクが高まります。ハイドロキノンは医師の指導の元で使うか、リスクが少なく安全な化粧品で取り入れましょう。

ハイドロキノンを使う際は、紫外線対策が必須。つけたまま日を浴びると新しいシミを作ってしまうこともあります。心配な人は夜だけ使うという方法もあります

副作用が気になる人は、安定型ハイドロキノンを使った化粧品を選ぶといいですね

3.ハイドロキノン化粧品なら、安定型を選んで!

肌を白くしてくれるハイドロキノン。今は安定性や刺激の問題をクリアした高機能化粧品で取り入れることが可能です。おススメのハイドロキノン化粧品をご紹介しましょう。

ハイドロキノンを配合した美白化粧品

b.glenビーグレン ホワイトケア QuSomeホワイトクリーム1.9

従来のハイドロキノンの問題点

  • 浸透の悪さ
  • 刺激の強さ
  • 酸化・劣化しやすい安定性の悪さ

これらをすべて解決、独自の浸透テクノロジー「キューソーム」を採用した美容液がビーグレンのQuSomeホワイトクリーム1.9です。

キューソームとは髪の毛の太さ1/500サイズのカプセルに必要成分を包み、肌へと送り届ける技術のこと。浸透率を高めるとともに、劣化することなく肌の中に長時間留まり、効果を持続させることができます。

「QuSomeホワイトクリーム1.9」は「ビーグレン ホワイトケア トライアルセット」に付属されています。

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AMPLEURアンプルール ラグジュアリーホワイト コンセントレートHQ110

劣化のリスクの少ない新安定型ハイドロキノンをマイクロカプセルで包み、肌の奥へと届けます。こちらは夜専用、スポット集中美容液。気になるシミにピンポイントでハイドロキノンを届けてくれます。

浸透してからハイドロキノンが放出されるため、肌刺激が少ないのも魅力です。

「コンセントレートHQ110」は「アンプルール ラグジュアリーホワイト トライアルキット」に付属されています。

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※ハイドロキノンは厚生労働省の美白成分として認定されていないため、パッケージに「美白」の文字がありません。

4.肌に優しいハイドロキノン誘導体がある!

敏感肌の人にとって、やはりハイドロキノンの刺激は気になるところでしょう。そういう人には、ハイドロキノンの誘導体であるアルブチンをお勧めします。

アルブチンは糖とハイドロキノンから合成される糖誘導体。ハイドロキノン程強力な作用はしませんが、その分安全性に優れ、厚生労働省が認定する美白成分となっています。

有名美白化粧品のラインを見ると、ビタミンC誘導体と組み合わせて使われることも多いアルブチン。定番の成分なので、安心して使うことができます。

アルブチンを配合した美白化粧品

FUJIFILMアスタリフト ホワイト

エイジングケアと美白を両立できる人気シリーズ。化粧水とクリームにアルブチンが使われています。美容液にはビタミンC誘導体を配合。

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POLA ORBIS groupディセンシア サエル

美容液にアルブチンを配合。化粧水、クリームにはビタミンC誘導体が入っています。敏感肌でも使える美白化粧品ですから、アルブチンのチョイスには納得が行きますね。

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いずれも美白効果十分の実力派化粧品です。低刺激なアルブチンですが、もしも肌に合わない場合はハイドロキノンも合わない可能性が高いでしょう。ハイドロキノンを試す前に、まずはアルブチンを取り入れてみるのも良い方法です。

悪魔

アルブチンなら、今使っている化粧品にも使われてる!

天使

アルブチンは肌に優しい美肌成分として有名だから、美白成分初挑戦の人は、まずはそちらから使ってみるのがおすすめ!

5.ネットで話題のトレチハイドロって?

「ハイドロキノン」を検索すると、必ず出てくるのが「トレチノイン」。ビタミンA誘導体の一つで、新陳代謝を強力に促進する働きがあります。同じビタミンA誘導体で化粧品に配合されるレチノールに比べ、50~100倍の生理活性があるという非常に強い成分で、日本では医師の処方が必要です。

無理やり新陳代謝を早めるので、赤く腫れたり皮がボロボロに剥けたりと塗布期間中はかなり悲惨なことに。ニキビ跡の治療などにも用いられます。

ハイドロキノン+トレチノインは、皮膚科や美容クリニックのシミ治療でよく使用されます。トレチノインで強制的に新陳代謝を早め、表面に押し出されたシミのメラニンをハイドロキノンで還元して排出するという方法。「トレチハイドロ」「ハイドロトレチ」というような略称で呼ぶこともあるようです。

シミの治療期間は4~12週間(状態によって異なる)、薬の塗布が終わってからもしばらくは赤みが残ります。この治療期間中に紫外線に当たるとひどい色素沈着を起こすことも知られており、外出を最小限に控えられる休暇中などに行うことが推奨されます。

赤みや皮むけなどを伴うハードな治療なので、必ず医師の指導の元で行いましょう。「薬だけもらって診察をさぼっていたら出血した」「目の近くのシミに塗ったら目が開かなくなった」という恐ろしい体験談もチラホラ。正常な反応なのか、肌に合わないのかは、自分では判断が付きません。また副作用に対する対処方法や、効果が見えない場合の引き際などを教えてもらうためにも、必ず医師の判断を仰ぐことが必要です。

6.個人輸入代行サイトでハイドロキノンが買える?

絶対に避けていただきたいのが、高濃度ハイドロキノンとトレチノインの個人輸入。今はネット上の輸入代行が横行しており、誰でも簡単にこれらを手に入れることができますが、あまりにリスキー。医師の処方が必要な薬剤というのは、それだけ危険が伴うということです。

厚生労働省がこうした個人輸入についての見解を発表していますので、引用します。

Q 個人輸入代行業者を介して海外から医薬品などを入手することは、薬事法上は問題ないですか。

A 最近、個人輸入代行と称して、外国製の医薬品や医療機器を広告して、それらの購入を誘引する仲介業者がいます。しかし、日本の薬事法に基づく承認や認証を受けていない医薬品や医療機器の広告、発送などを行うことは、違法な行為です。また、何かトラブルが生じても一切責任を負おうとせずに、全て購入者の責任とされます。こうした悪質な業者には、くれぐれもご注意ください。

通常、皮膚科で処方されるハイドロキノンは2~4%程度、トレチノインは0.01%からはじめ、様子を見ながら濃度を上げていきます。けれども有名な個人輸入代行サイトでは、ハイドロキノン10%やトレチノイン0.1%といった高濃度の軟膏も販売しています。

ハイドロキノンは5%以上で副作用のリスクが急激に高くなることがわかっていますし、トレチノインの濃度が高すぎると顔に穴が開くほどの悪影響も懸念されます。こんな副作用が出たとしても、販売元に何の保証を求めることもできないというのは危険すぎると思いませんか?

また、ハイドロキノンは劣化が早く、劣化した状態では毒性が強い成分。製造環境や保存状態が分からない個人輸入品は、危険な状態で届くことも十分に考えられます。

美白肌を手に入れたいのに、肌がボロボロになっては本末転倒。ハイドロキノンはもちろん、その他の薬品や化粧品も国内の正規ルートで購入しましょう。

7.マイケルが白くなったのはハイドロキノンのおかげ?

キング・オブ・ポップと呼ばれたスーパースター、マイケル・ジャクソン。2009年に亡くなりましたが、いまだに忘れられることのない存在です。

マイケル・ジャクソンといえば、黒人であるにも関わらず晩年には真っ白な肌をしていたことが度々話題になります。死後、ベッドルームから多数の軟膏チューブが見つかったことから「ハイドロキノンで肌を白くしていたのでは?」という噂があるようです。

結論から言えば、それは間違い。ハイドロキノンを体中に塗り続けても「黒人→白人」と変身するように真っ白になることはありません。マイケルは尋常性白斑という自己免疫疾患を患っており、その治療のためにハイドロキノンモノベンジルエーテルという薬を使用していたと言われています。

ハイドロキノンモノベンジルエーテルは、ハイドロキノンとは別物。名前も構造も似ていますが、日本では化粧品への配合が禁止された成分です。毒性が非常に強いため、尋常性白斑の治療以外で使われることはほぼありません。

恐ろしいことに「白斑でもいいから白くなりたい!」と考える人もいるようですが、薬害によって白くなったとしても、それは病的で美しさとはかけ離れています。均一に白くなることはなく、まだら模様になってしまうでしょう。

またハイドロキノンの誤用・濫用によって白斑が生じた場合、その部分はメラニンを作ることができなくなりますが、それは肌が身体を守るためのメラニン生成機能を失ってしまったということ。それにより皮膚がんなどのリスクも高くなってしまいます。

前項の個人輸入も含め、インターネット上には無責任な誤情報が飛び交っています。特に肌や体に直接影響を与える情報に関しては、注意深く確認をするようにしましょう。

ハイドロキノンまとめ

  • ハイドロキノンは、今あるシミを消せる「肌の漂白剤」
  • 効果の対価として副作用もある。使用方法はしっかり確認して!
  • 安心して使えるハイドロキノンは、化粧品で選ぶ
  • 不安なら、まずはアルブチンから取り入れて
  • ハイドロキノン+トレチノインの治療は医師の指導が必要
  • 個人輸入代行サイトで薬品を買うのは危険!ネット上の怪しい情報には惑わされないで

ハイドロキノンは性質や使い方を理解して正しく使えば、美白にとても有効な成分。日焼けしてしまった肌やシミを改善させてくれる心強い存在です。

自己流で使ったり、なんの保証もない海外製品を個人輸入したりするのは絶対にNG。安心して使うために、リスクの少ない安定型ハイドロキノンを配合した化粧品をお勧めします。

悪魔

皮膚科に行くのは敷居が高いから、化粧品を使おうっと

天使

安定型ハイドロキノンを使った化粧品なら、安心して使ってOKよ

悪魔

ハイドロキノンはいい加減に使うのは絶対ダメだけど、必要以上に怖がって使わないのももったいないね

天使

正しい知識があれば、副作用リスクを抑えて効果だけを得ることができるわ これはハイドロキノンに限らず、全てに共通すること!美白には知識が必要なんだよ