悪魔

最近、何だか肌の調子がよくないんだよね…

天使

もしかしてホルモンバランスが乱れているのかも?

悪魔

生理前なんて特に肌荒れするし、やっぱりホルモンって肌と関係があるの?

天使

女性ホルモンは美肌を作る大きなカギよ! ホルモンバランスが乱れると、肌荒れだけじゃなくシミの原因にもなることがあるの

悪魔

えっシミも!?どういうこと?

女性ホルモンと肌には、とても密接な関係があります。生理前になると肌が荒れたりニキビができたり、また生理が終わると肌の調子がぐんと良くなったりするのを実際に感じている女性も多いことでしょう。

ホルモンバランスが乱れると、肌にもさまざまな変化があらわれます。ホルモンの変化による肌荒れは、ニキビだけではなく、乾燥やシミなども引き起こす原因になってしまいます。ここでは、女性ホルモンと肌がどのように関わりあっているのかをお伝えします。

1.女性ホルモンと肌の関係

生理周期中のホルモンバランスのグラフ

女性は、ホルモンバランスの影響を常に受けています。女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあり、それぞれが周期的に分泌されることにより、異なった作用をもたらして、女性の体や心、そして肌にさまざまな影響を与えています。

この2つの女性ホルモンは、生理周期によってバランスよく分泌されるようになっています。生理周期には、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4つがあります。

月経期
生理の開始から終了までの期間。子宮の内膜が剥がれ落ちて体外に排出され、この時期は生理痛や気分の落ち込みなどの不調が見られます。
卵胞期
生理が終わると、エストロゲンの分泌が盛んになります。この時期は体調も心の状態も安定し、肌の調子もぐんと上向きに。スキンケアの効果が出やすいとともに、新しい化粧品やスキンケアを試すにも向いています。
排卵期
卵胞が大きくなって排卵が起こると、プロゲステロンの分泌が高まり、エストロゲンの分泌は低下します。
黄体期
排卵後から次の生理が始まるまでの期間が、黄体期。プロゲステロンの分泌が多くなり、便秘やむくみなどが起こりやすくなると同時に、精神的にイライラしたり不安定になったりすることも。皮脂の分泌が多くなり、ニキビが増加したり肌荒れが悪化したりする時期です。

2.エストロゲンは美肌のホルモン!

生理が終わる頃から分泌されるエストロゲンは、卵胞ホルモンとも呼ばれ、女性らしい体を作ったり、精神を安定させたり、健康な肌や髪をキープしたりする大切なもの。エストロゲンの肌にかかわる主なはたらきは、以下のとおりです。

肌のうるおいをキープする

エストロゲンには肌の水分量を保ち、調節するはたらきがあります。エストロゲンが十分に分泌されている時期は、肌のうるおいがキープされ、良い状態に。

逆に、エストロゲンが減少すると肌が乾燥しやすくなり、それによって肌荒れ、かゆみなどが起こりやすくなったりします。エストロゲンの分泌量が大幅に低下する閉経前後に肌の乾燥に悩む女性が多いのは、そのためです。

コラーゲンの生成を促して肌のハリツヤアップ

エストロゲンは、真皮の中でコラーゲンが作られるのを促進するはたらきがあり、肌のツヤやハリをキープするカギとなります。たるみやシワを予防し、若々しい肌を保つためには、エストロゲンがしっかり分泌されることが大切になります。

恋愛すると肌がキレイになる?!

「恋をするとキレイになる」という話を聞いたことがありませんか?実はこれ、あながち嘘でもないのです。恋愛をして気分が高揚すると、意欲や快感に関わるドーパミンや、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンといった神経伝達物質が分泌され、その影響で女性ホルモンであるエストロゲンが分泌されやすい状態になると言われています。

実際に恋をしている女性は、瞳がキラキラしていたり、肌がつややかでキレイだったりして魅力的に見えるもの。それは、女性らしさをつくり、肌のうるおいやハリをアップさせるエストロゲンのはたらきによるものかもしれませんね。

3.プロゲステロンは美白の大敵?

排卵が終わってから分泌されるプロゲステロンには、肌の調子を低下させる少し厄介なはたらきもあります。プロゲステロンによって起こる肌への影響には、次のようなものがあります。

皮脂の分泌が増える

プロゲステロンは、皮脂の分泌を活発にするホルモンでもあります。生理前は肌のベタつきやテカリに悩む方も多いでしょう。皮脂の分泌が増えると、ニキビや吹き出物の原因となる雑菌が繁殖しやすくなり、生理前ニキビの発生につながってしまいます。

メラニンが増加する

プロゲステロンは、シミの原因となるメラニン色素を作り出すメラノサイトのはたらきを活性化します。そのため、色素沈着が進んでシミができやすくなることがあります。プロゲステロンが多く分泌される妊娠中にシミやそばかすが濃くなりやすいのは、こうした理由から。

また、産後はプロゲステロンが減少するため、メラニン色素の生成は抑えられますが、美肌を守るホルモンであるエストロゲンも急激に減少して紫外線などの刺激を受けやすくなるため、引き続きシミ、そばかすが目立ちやすい状態が続きます。

ちなみに、頬に左右対称に広がる肝斑というシミも、このプロゲステロンの影響によって引き起こされると言われています。

悪魔

生理前に肌が荒れるのはプロゲステロンのせいだったんだね

天使

しかもシミの原因にもなるなんて、厄介よね

悪魔

ずっとエストロゲンだけ分泌されればいいのに〜!

天使

でも、プロゲステロンも肌にとっては必要なものよ! 2つのホルモンのバランスがちゃんと整っていることが大事なの

4.ホルモンバランスと肌との大切な関係

プロゲステロンの分泌量が増えると、肌はテカリやベタつきが気になったり、ニキビができやすくなったりします。また、体もむくみやすくなり、食欲の増進や体重増加にもつながりやすいため、プロゲステロンは別名「ブスホルモン」などと呼ばれることもあります。

そのため、プロゲステロンは女性にとって良くない影響ばかりあるものと思われがちですが、しかし、プロゲステロンは天然のクリームとも言うべき皮脂を分泌させて肌のツヤを保つために必要なもの。また、プロゲステロンがきちんと分泌されているからこそ、肌のうるおいやハリをもたらすエストロゲンの作用が調度よい具合に保たれています。

プロゲステロンの分泌量が減ってしまうと、エストロゲンの作用が強く出てしまい、月経不順や不妊とともに、胸のハリや下腹部の痛みといった不快な症状があらわれたり、子宮体がんや乳癌のリスクが高まったりしてしまいます。

また、女性ホルモンのバランスが乱れることによって、男性ホルモンであるテストステロンがそのはたらきを増し、皮脂分泌を活発にしてニキビや肌荒れを引き起こすこともあります。

エストロゲンは美肌を作るために欠かせないホルモンですが、大切なのはエストロゲンとプロゲステロン、2つのホルモンのバランスが保たれ、一定の周期で交互に分泌されること。それによって、女性は心身ともに健康を保ち、肌の美しさを守ることができるのです。

ホルモンバランスが乱れるとターンオーバーの周期も乱れやすくなり、古い角質がたまってシミやくすみが目立つ原因にもなります。十分な睡眠時間を取ることや栄養のある食事、ストレスの解消、適度な運動などに気をつけて、日頃からホルモンバランスをととのえる生活を意識していきたいですね。

5.ホルモンバランスに合わせたスキンケアを!

2つの女性ホルモンが周期的に多くなったり少なくなったりを繰り返すと、私たちの肌はそれによって変化していきます。その変化に合わせて、スキンケアも変化させるのが美肌を守る秘訣でもあります。

エストロゲンが多い時期のスキンケア

エストロゲンが多く分泌される時期は、肌はうるおいやハリがあり、とても調子の良い時期。積極的にお手入れをすれば、それだけ肌はこたえてくれます。

普段のスキンケアに加えて、マッサージ、パックなどのスペシャルケアを加えてみましょう。また、新しいスキンケア用品を使いはじめるのも、この時期がオススメ。

プロゲステロンが多い時期のスキンケア

プロゲステロンが多くなる時期は、ニキビや吹き出物が出やすくなり、肌も敏感になります。新しいスキンケア用品を使ったり、マッサージなどのケアをしたりするのは少しお休み。

保湿を中心に、肌をいたわるようなケアをしてあげましょう。また、プロゲステロンが多くなるとメラニンが増加しやすくなりますので、しっかりと紫外線対策をしましょう。

また、妊娠中や産後、ホルモン剤を使った治療などでいつもと違うホルモンバランスになっている時も、できるだけ肌に刺激の少ないスキンケアを心がけましょう。特に妊娠中、産後のシミ、そばかすを予防するためには、紫外線対策にも力を入れることが大切です。

私たち女性の肌は、ホルモンの影響を受けて変化します。一般的に、肌にうるおいやハリをもたらして、シワやシミ、たるみなどのトラブルを予防するのがエストロゲン、皮脂を過剰に分泌させてニキビや肌荒れの原因となるのがプロゲステロンと言われていますが、実際は、どちらも女性の体や肌にとっては必要なもの。

美肌・美白のためには、2つのホルモンのバランスを整えること、そして、それぞれのホルモンが分泌される時期に合わせてスキンケアを変えていくことが大切です。

悪魔

ホルモンのバランスをととのえることは、美白にもつながってるのか~!

天使

その通り!ホルモンバランスを制するものが美白、美白を制するのよ

ホルモンバランスと美白まとめ

  • 女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2つがある
  • エストロゲンは肌のうるおいやハリをキープして美肌を作る
  • プロゲステロンは皮脂分泌を促すため、ニキビや肌荒れを起こしやすい
  • プロゲステロンはメラニン色素を増やしてシミや肝斑の原因にも!
  • 2つの女性ホルモンはどちらか一方だけが多くてもNG
  • ホルモンバランスをととのえることが美肌・美白のカギ

女性の肌とは切っては切れない関係のホルモン。エストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンがバランスを取り合って分泌されているからこそ、私たちは美しい肌を保つことができます。

ホルモンバランスをととのえることは、ターンオーバーを正常化し、、古い角質に含まれるメラニンを排出し、メラニンの増加を抑制することにもつながります。美白を目指すなら、まずはホルモンバランスをきちんとととのえることを心がけましょう。

悪魔

でもシミやくすみの原因って、ホルモンバランスだけじゃないよね?

天使

そうね だからそれぞれの原因に合わせて、きちんと予防することが大切なの

悪魔

予防って言ってもどんな方法があるか分からないし大変そう…

天使

私がしっかり教えるから安心して! 簡単な予防法もたくさんあるから、できることから始めていこう!