悪魔

「肌が糖化する」って聞いた事があるんだけど酸化とは違うの?

天使

糖化も酸化と同じように、体を老化させる現象なんだけれど、そのメカニズムはちょっと違うの 最近では酸化より、糖化のほうがお肌に深刻な影響をあたえるんじゃないかとも言われているわ

悪魔

えー!怖い!糖化が起こると肌はどうなるの?

天使

例えば頑固な黄ぐすみやたるみ、シワなんかも糖化が大きな原因なのよ

「肌が黄色っぽく、くすんでいる」「顔全体がたるんできた」「肌がゴワついていて、化粧水が浸透しない」こんな風に感じることはありませんか?

このようなエイジングサインを引き起こすのが糖化です。酸化は「サビつき」、糖化は「コゲつき」と表現されることがありますが、具体的に肌のなかでどんな現象が起きているか、ご存知ない方も多いのではないでしょうか。

糖化を完全に防ぐことはできませんが、糖化現象を少なくして老化を遅らせることは不可能ではありません。まずはどのようにして糖化が起こるのか、また糖化を防ぐ方法について一緒に理解を深めていきましょう!

1.糖化とは

糖化とは体内のたんぱく質と糖が結びついて、たんぱく質が劣化する現象のこと。劣化したたんぱく質は、終末糖化産物・AGEs(エージーイー)と呼ばれます。このAGEsが肌をはじめ、体のいたるところで悪さをするのです。

ホットケーキを思い浮かべてみてください。小麦粉や砂糖に含まれる当分と卵のたんぱく質に熱が加えられることによって、ホットケーキはこんがりとした褐色に変化しますよね。

これと同じ現象が体内で起こると、肌に影響を与えることはもちろん、血管や骨にまで影響を与え、さまざまな病気を引き起こす一因となることが分かってきたのです。

糖化を完全に防げないのはなぜ?

糖化の原因となる「糖質」は甘いものだけではなく、食物繊維と糖質が結びついた炭水化物にも含まれています。

炭水化物はたんぱく質、脂質とならんで人間の体に欠かせない三大栄養素のひとつ。ダイエットでも「糖質オフダイエット」が人気を呼んでいますが、健康面を考えると、永遠に続けることはできません。

また、糖質は脳の唯一のエネルギー源となる大切な役割ももっています。糖質やたんぱく質を完全に摂らないというのは、人間が生命活動を送るうえでは不可能。肌のエイジングを避けたいと思っても、糖化を完全に防ぐことはできないのです。

2.糖化が起こると肌はどうなる?

糖化が起こると肌にあるコラーゲン、エラスチン、ケラチンといったたんぱく質が劣化し、以下のようなエイジングサインとして現れます。

頑固なくすみ
糖化が起こると、肌の内部にあるコラーゲンやケラチンといったたんぱく質の色が変化します。これが頑固なくすみの正体。炊き立てのごはんが時間の経過とともに黄色っぽくなっていくのと同じだと考えてください。
古い角質や色素沈着が原因で起こる表面的なくすみと異なり、糖化によるくすみは、肌にある成分そのものの色が変化するため、改善するのに時間がかかると言われています。
コラーゲンの劣化によるたるみ、シワの増加
私たちの肌には肌のハリのもととなるコラーゲンを作り出す繊維芽細胞があります。糖化が起こると、この繊維芽細胞やコラーゲンが破壊されてしまい、肌のたるみを招くのです。
コラーゲンは肌のハリを保つスプリングのような役割を果たしていますが、糖化によって肌にあるコラーゲンそのものが劣化して、ハリが低下。さらに、繊維芽細胞が傷つくことによって新しいコラーゲンも作られにくくなります。このようにして、肌のたるみが起こるのです。
さらにたるみが起こると、皮膚を支えきれなくなり、深いシワまでできてしまうことに。また、たるみによって肌が引っ張られると、毛穴も目立つようになります。
肌がゴワついて、固くなる
コラーゲンやエラスチンといったたんぱく質は劣化すると固くなる性質があります。このことで、肌はゴワついて固い手触りに。
悪魔

ほとんどのエイジングサインが、糖化によって起こるってこと!? でもその糖化を防げないなら、諦めるしかないね・・・

天使

もう!そんな簡単に諦めちゃダメよ!! 完全には防げなくても、糖化を起こす行動をなるべく減らして、AGEsが作られないようにすれば、老化を遅らせることができるわ

3.抗糖化効果のある食べもの

食事を摂るたびに、体のなかで起きている糖化現象。以下のような抗糖化効果のある食べ物を摂ることで、体のなかから糖化を起こしにくくすることができます。

抗糖化作用のあるお茶
ヨモギ茶、柿の葉茶、ドクダミ茶、カモミール茶、とうもろこしのヒゲ茶、サクラ茶、オリーブの葉茶
抗糖化作用のある食べもの
カルノシンを含む鶏肉、牛肉、豚肉、サンタベリー
糖質の吸収を抑えて糖化を起こしにくくするもの
桑の葉茶、サラシア、ギムネマ
糖質の代謝を促して糖化を防ぐもの
アルファリポ酸

4.糖化を防ぐ食事スタイルとは

体の中から糖化を防ぐには、食事の方法も見直す必要があります。食事を摂ると、血液中の糖分の量=血糖値が上昇します。血糖値が高い状態が続けば続くほど糖化は進んでしまうことに。糖化を防ぐためには「血糖値を上昇させすぎない」「血糖値が上昇している時間を短くする」ようにすることが大切なのです。

血糖値を上昇させすぎない

食事の際、糖質を一番先に口にすると、血糖値は急上昇します。これを防ぐためには血糖値を上げにくい食材、すなわち低GIの食材である食物繊維などから食べ始めるのがコツ。

ベジタブルファーストと言われているように食事はまず、野菜から口にし、そのあと肉や魚などのたんぱく質、最後にご飯や麺類といった糖質を摂るのがベストです。

食後の血糖値を下げるため軽い運動を

食事で上がった血糖値を速やかに下げるため、食後は軽く体を動かしましょう。食後1時間を目安に軽いウォーキングや散歩をするのが理想的ですが、掃除や皿洗いなどの家事をするだけでもかまいません。食べたら動くを習慣にすることで血糖値が下がり、糖化を防ぐことにつながります。

AGEsを含む食材を摂らないようにする

食材のなかには初めからAGEsを含んでいるものがあります。市販のマヨネーズやベーコン、コゲた食べものなど。これらの食べ物を口にする機会を減らしてみましょう。

また、食べものを電子レンジで温めなおすと、AGEsが増加することも分かっています。料理はできるだけ作りたてのものを食べるようにしたいですね。

悪魔

ふむふむ抗糖化もまず体の中からってことかぁー 化粧品で抗糖化はできないの?

天使

もちろん、抗糖化作用のある成分もあるわ でも、抗糖化まで考えている化粧品はそんなにないから、化粧品を選ぶときにちゃんと成分をチェックしてみてね

5.化粧品に含まれる抗糖化成分

「体の中から起こる現象だから、化粧品で抗糖化ケアはできない」と考えていませんか?確かに、化粧品を使っても、体内で起きた糖化そのものを防ぐことはできません。

コラーゲンやエラスチンが存在する真皮層や肌表面にある角層にあるAGEsが多ければ多いほど、肌の見た目年齢はアップします。化粧品の成分の中には肌にあるAGEsを分解する効果やAGEsを作らせないようにする効果の期待できる成分があるのです。

AGEsを分解・除去する成分
レンゲソウエキス、ヨモギエキス、シャクヤクエキス
AGEsを作らせないようにする成分
コウジ酸、桜の花エキス、カモミールエキス、ドクダミエキス、オリーブの葉エキス、セイヨウオオバコ種子エキス
黄ぐすみや肌のごわつき、ハリの低下によるたるみやシワが気になり始めたら、抗糖化効果のある成分を配合した化粧品を使用して、肌にあるAGEsを減らすケアを続けましょう!

肌にあるAGEsの量が少ないほど、ハリと透明感のある、きめ細かい肌になれるの

AGEsの量は年齢だけで決まるわけじゃないから、抗糖化ケアは幅広い年齢層の女性に必要になるってことも忘れないようにしてね

抗糖化ケアは抗酸化ケアと同時に行うことで、さらに効果がアップするから、両方の成分を配合した美白化粧品は特におすすめよ

6.抗糖化ケアと抗酸化ケアを組み合わせるべき理由とは

これまでアンチエイジングケアの要だった抗酸化ケア。実は酸化と糖化という2つの現象には密接な関わりがあります。

さまざまな原因によって発生した活性酸素は糖とたんぱく質が結合する働きをスピードアップさせ、体内のAGEsを増やします。体内で発生したAGEsは体にとっては異物でしかありません。AGEsを排除しようとして、体はさらに活性酸素を作り出してしまうのです。

活性酸素によって糖化が進み、糖化によって酸化が進むという悪循環が起これば、肌の老化は加速。抗糖化ケアと抗酸化ケアを同時に行えば、効率的に老化を防ぐことができるのです。

美白化粧品でも抗酸化成分であるAPPS(浸透型ビタミンC誘導体)などに抗糖化成分をプラスしたものが増えてきています。また、コウジ酸のように美白効果と抗糖化効果の両方が期待できる成分も。こうしたアイテムなら糖化と酸化を同時にケアすることができるのです。

悪魔

糖化と酸化の両方を防がなくちゃならないのか… 面倒だけど、美白化粧品なら1つでケアできるものもあるんだね! 私にもできるケアがありそう!

天使

やる気になってくれて嬉しいわ! 糖化と酸化を気にすることはアンチエイジングケア、ひいては美肌ケアとしてもパーフェクトよ!

悪魔

………(熱量がすごい…)

糖化についてのまとめ

  • 糖化とは体内で糖とたんぱく質が結びつくことで起こる現象
  • 肌の黄くすみやたるみ、シワ、ごわつきなどあらゆるエイジングサインの原因になる
  • 糖化によって作られる、終末糖化産物AGEs(エージーイー)が多いほど肌は老化!
  • 糖化は体の中から防ぐことが大切
  • 抗糖化成分を配合した化粧品でケアすることが大切

糖化によるエイジングは少しずつ進行します。地道な抗糖化ケアこそがあなたの5年後、10年後の肌の美しさを左右するのです!

悪魔

糖化の話をしてたら甘いものが食べたくなっちゃった! 糖化は怖いけど、若いし肌もくすんでいないしチョコレートくらい大丈夫でしょ!

天使

……AGEsの量は年齢が上だから多いってわけじゃないのよ(ニッコリ)

悪魔

う…美肌の道って厳しいなぁ…

天使

若いうちから抗糖化ケアをすれば、10年後は周りよりきっと若い肌でいられるよ!