悪魔

美肌になりた~い!天使ちゃん、白くきれいな肌になるためにはどうしたらいいの!?

天使

悪魔ちゃん、本気できれいになりたいなら肌や皮膚について一度しっかり学んでおくと良いわね

悪魔

え、なんだかめんどくさいなぁ 勉強するとなにか良いことあるの?

天使

肌や皮膚のしくみや構造を理解すると自分の肌が今どんな状態なのか、何をしてあげたらより良くなるのかが判断しやすくなるのよ

第一印象や、見た目の年齢に一番影響する肌や皮膚の状態。少しでも良い状態に・・・と願いつつも、意外と肌や皮膚がどんな働きをし、どんなことでダメージをうけるのかということはあまり知られていません。

肌や皮膚の知識をもう少し深めるだけで、より自分の肌にあったスキンケアができます。肌や皮膚の構造について理解を深めて、一緒に美肌を目指しましょう。

1.肌と皮膚

美肌になる皮膚の構造・お肌の仕組みとは?

肌や皮膚の構造を知るために、まずは意外と知られていない肌と皮膚の違いについてみていきましょう。肌と皮膚、これらは同じようなものという認識でいる方は多いのではないでしょうか。この2つは似ているようで指している部位が異なります。また、化粧品や医薬品の観点からみても明確に区別されています。

それでは最初に皮膚について説明します。「皮膚」は、手で触れることのできる表面の部分から、内部にある筋肉の手前までを構成する組織を指します。皮膚はただ体を覆っている組織、というだけではなく実は「皮膚も臓器のひとつ」なのです。

唐突に「臓器」と聞くとビックリしてしまうかもしれませんが、皮膚には体温を保つことや、老廃物を排出したり、呼吸をしたりと臓器として生命活動に必要ないくつもの役割を持っています。

また、皮膚はひとつのまとまった組織ではなく、外側から順に「表皮」・「真皮」・「皮下組織」という3階層に分かれて構成されています。

  • 皮膚を構成する3層
  • 表皮(ひょうひ)
  • 真皮(真皮)
  • 皮下組織(ひかそしき)

さらに「表皮」は4層に分かれています。

  • 表皮を構成する4層
  • 角質層(かくしつそう)
  • 顆粒層(かりゅうそう)
  • 有棘層(ゆうきょくそう)
  • 基底層(きていそう)

「肌」は、この4層に分かれた内一番外側にある層である「角質層」のことを指します。それではこれからひとつずつ、各層の構造を詳しく見ていきましょう。

悪魔

肌と皮膚っておんなじものだと思ってたよ!

天使

少し興味がでてきたみたいね

3.表皮

まず最初に一番表面にくるのが表皮です。表皮はわずか0.2mm程度の薄さですが、さらに4階層に分かれています。表面から順に、角質層・顆粒層・有棘層・基底層と構成されています。

この4層では細胞が生まれ死ぬまでの新陳代謝(ターンオーバー) 、肌の新しい細胞が生まれ古い細胞と入れ替わっていくターンオーバーが行われています。表皮はバリアのように外部刺激から身を守る機能が備わっており、ターンオーバーで新たなバリアになる細胞が常に生み出され入れ替わるおかげで、ボロボロになることなく外部刺激から身を守り続けることができるのです。

ターンオーバーの流れと共に各層を見ていきましょう。

基底層
表皮の一番深いところにある基底層に(削除)は、縦長の基底細胞が並ぶ層です。ここから細胞は新しく生み出されていきます。基底細胞は約19日間かけて細胞分裂し、順に上の階層へと押し上げられていきます。また、この層にはシミの原因メラニン色素を作り出すメラノサイトが存在しています。
有棘層
基底層から押し上げられてきた細胞たちは、5~10層になって有棘層を構成しており、表皮の中では一番厚い層です。有棘層は細胞同士がくっ付き合うための繋がり部分が、棘のように見えることに由来しています。この層には体内に入り込んだ異物を見つけ出す機能をもつランゲルハンス細胞も存在しています。
顆粒層
顆粒層まで押し上げられた細胞はこの時点では硬さが増し、形も平たくなっていきます。また、細胞内にはタンパク質のひとつであるケラトヒアリン顆粒が作られ、線維が増えます。さらに、肌のうるおい成分のもととなる細胞間脂質などが細胞内に蓄えられているのです。
角質層
角質層は表皮の中では一番外側に位置しています。この角質層がいわゆる「肌」と呼ばれる部位です。基底層で生まれた細胞は有棘層・顆粒層を経て押し上げられ角質層に到達しますが、この層に到達し活動を終えるのです。角質層では細胞は枯葉のように積み重なり、この層を構成しています。
この角質層の役割はとても大きいのですが、薄さはなんと0.02mmしかありません。ラップ程度の薄い層ですが、この層では細胞が15~20層に積み重なって構成されています。角質層はバリア機能を持ち、紫外線など様々な外部刺激から体を守ってくれます。また化粧水や乳液などが影響するのはこの角質層のみなのです。

正常なターンオーバーのサイクルは基底層で細胞が生まれてから、角質層に到達するまでに約2週間、角質層で垢となって体の外に排出されるまでに約2週間の計約4週間です。基底層で細胞が生み出されるまでに約19日間かかりますが、一般的にはこの期間はターンオーバーの日数としてカウントされない傾向があります。このターンオーバーのおかげで表皮層でのダメージはほぼきれいに修復されていくのです。

悪魔

すごい、たった0.2mmのうすい層の中で細胞の一生が繰り返されているんだ・・・!

天使

このターンオーバーのおかげでニキビや吹き出物の跡も残らなくて済むのよ

4.真皮

続いて真皮についてみていきましょう。表皮(肌)と皮下脂肪との間の層に位置しているのが真皮です。真皮層は細胞ではなく、主にコラーゲン線維でできています。

厚みは体の場所によっても違いますが、おおよそ2mm程度です。皮下脂肪とはまた違い、こちらはゴムのような弾力さがあります。この弾力性が、体の動きから生じてくる様々な衝撃に対応できるような役割を持っているのです。

真皮は縁の下の力持ち!?

真皮は「肌の土台」とも呼べる層になり、肌の弾力やハリに関してもこの層が影響してきます。また、表皮に水分や栄養を届ける役割もあります。

真皮全体でのターンオーバーは2年から6年くらいかかるため、一度受けたダメージは簡単には修復しません。例えば、切り傷が深く真皮までいくと傷の跡が残りやすくなってしまうのもそのためです。

真皮はコラーゲン線維・エラスチン線維・ヒアルロン酸・線維芽細胞でほぼ構成されています。コラーゲンやヒアルロン酸という名前は美容に興味がある人のほとんどが耳にしているかと思いますが、実際どんなものかは意外と知られていませんよね。それぞれがどんな働きをしているかみてみましょう。

コラーゲン線維
タンパク質の細い線維が束になったもので、縦に伸びにくく丈夫な線維です。全体の70%を占めています。コラーゲン線維は真皮の中で網目状に張り巡らされ、「肌の土台」としては「柱」の役割を担っています。
エラスチン線維
エラスチン線維は5%程度の割合で存在し、ゴムのような弾力性があります。真皮内の柱であるコラーゲン線維が崩れないように留める、いわゆる「釘」の役割を担っています。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸はゼリー状で水分を多く保有しており、コラーゲン線維とエラスチン線維のすき間を埋めるセメントのような「壁」の役割を担っています。また、ヒアルロン酸のように真皮内のすき間を埋める物質を基質(マトリックス)とも呼びます。
線維芽細胞(せんいがさいぼう)
線維芽細胞は真皮内に点在するように存在しています。線維芽細胞はコラーゲン線維やエラスチン線維を生み出すことができる細胞です。しかし、コラーゲン線維やエラスチン線維は加齢と共に作られる量が低下していってしまうのです。
コラーゲン線維が減少したり、形を崩したりすると土台柱としての力が弱まり、皮膚の弾力に影響してしまいます。また、コラーゲン線維を留める役割があるエラスチン線維も減少することでコラーゲン線維を支えることができずしわシワやたるみの原因になります。

真皮のターンオーバー

真皮のターンオーバーは表皮に比べてとても遅く、数年単位です。加齢によって崩れたバランスを整えることは簡単ではありませんが、場合によってはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を注入することで整える方法もあります。

また即効性はありませんが、食事から栄養を摂りこむことも真皮内の環境を改善することに繋がります。特にビタミンCはコラーゲン線維を生み出す手助けをし、タンパク質は細胞の元となりますので、積極的に摂取するようにしましょう。

悪魔

真皮は肌の土台になるんだね

天使

この土台がしっかりしていないと、どんなに肌のケアをしてもシワやたるみができちゃうのよ

5.皮下組織

最後に皮膚の一番下の層は皮下組織と呼ばれます。筋肉の上についている脂肪を主とした組織です。

脂肪というとあまりない方が良いというイメージを持っている方もいるかと思いますが、外部より加わる力から身を守る重要な役割を持っています。脂肪のおかげで衝撃をクッションのように緩和したり、体温を維持したり、脂肪としてエネルギーを体内に蓄えることができます。

また、皮下組織には太い血管も通っていて、皮膚や毛根などの細胞に血液を送るという役割もあります。

悪魔

脂肪は悪!ってワケじゃなかったんだね

天使

そうね、脂肪もなくてはならない存在なの 脂肪が十分にないと寒過ぎるところや暑すぎるところで体温調節ができなかったり、何かにぶつかったときに衝撃を緩和できなくて体へのダメージが大きくなってしまったりするのよ

肌のターンオーバーがきちんと機能するためには食事もとても大切よ

ターンオーバーを促進するビタミンAや細胞の元になるタンパク質など栄養をキチンととるよう心がけましょう

6.ターンオーバーと肌のバリア機能について

「皮膚」の一番上の層にあたる「表皮」では、ターンオーバーが約4週間かけて行われ、表皮で受けたダメージはこのおかげで軽減、もしくは消えていきます。しかしこのターンオーバーの周期が遅れる、もしくは早まると、肌のバランスを崩しトラブルの原因になるので注意が必要です。

ダメージを受けた皮膚は、修復するために通常のサイクルでターンオーバーが行えなくなってしまう場合があります。また、加齢、過剰な刺激、睡眠不足や細胞が修復するための栄養不足などもターンオーバーを乱す原因となります。

ターンオーバーが乱れると角質層のバリア機能が正常に機能できなくなります。角質層のバリア機能が弱まると、肌の水分の蒸発を防ぎきることができずに「乾燥肌」になることや、ホコリや雑菌などから身を守り切れず炎症を起こしやすくなる「敏感肌」になることもあります。

また、肌の水分蒸発を防ぐため余分に皮脂が出てしまい、テカりや吹き出物の原因になったりすることもあるのです。このようにターンオーバーの乱れは様々な肌トラブル原因になります。

肌のバリア機能を回復させ、守るためには・・・

角質層ではターンオーバーにより保水の役割をもつセラミドも生み出されていますが、このセラミドが減少することでも肌の乾燥を招き、バリア機能を低下させてしまいます。

バリア機能が低下すると肌の水分が蒸発しやすくなってしまいます。一方、肌の乾燥はバリア機能の低下を招くため、これでは下手をすると悪循環になり肌トラブルはなかなか改善されません。

肌の乾燥対策には化粧水や乳液などの化粧品が役立ちます。角質層は化粧水や乳液の効果がある唯一の層なので、肌の乾燥を感じたときはセラミド成分が入った化粧品や保水保湿効果が期待できる化粧品で不足分を補ってあげましょう。

また、肌をダメージから守る方法の一つとして重要なのが、紫外線対策です。紫外線は肌にダメージを与える大敵、肌のバリア機能を低下させるだけでなく、基底層のメラニン色素を作り出すメラノサイトに刺激を与えてシミの原因にもなります。日ごろから日焼け止めを塗るなど紫外線対策をしましょう。

ターンオーバーがきちんと行われれば、ダメージを受けた肌のバリア機能も修復されます。ターンオーバーを正常なリズムに戻すために、適度な睡眠や食事など規則正しい生活を心がけたいですね。

肌や皮膚の構造まとめ

  • 「皮膚」は「表皮・真皮・皮下組織」の3層から出来ています
  • 皮膚の一番上の層「表皮」は、「角質層・顆粒層・有棘層・基底層」の4層に分類されます
  • 「肌」は皮膚の一部であり、一番上の層(角質層)を指す
  • 表皮は細胞の新陳代謝であるターンオーバーが約4週間かけて機能し、ダメージを修復
  • 肌の表面はバリア機能が働き、外部刺激から身を守ってくれる
  • 真皮は肌の土台の役割を持ち、バランスを崩すとシワやたるみの原因になる
  • 皮下脂肪も皮膚の一部で、体温を維持したりクッションの役割を持つ
  • ターンオーバーが正常に行われないと、肌のバリア機能が低下し皮膚にさらなるダメージが!

肌トラブルの原因は様々なので、皮膚のどの層で起きているトラブルなのかを考慮して適切なケアをしましょう。

天使

肌トラブルの解消には自分の肌の状態をよく知ること、そして日ごろのケアが大事なのよ

悪魔

なるほどね~ でもやること沢山ありそう・・・できるかな

天使

突然いろいろやらなきゃ!だと混乱しちゃうかもね ちょっとずつケア方法や対策方法を学んでいきましょう

悪魔

お手柔らかに~!