悪魔

赤ちゃんのぷるぷるのお肌っていいよね
あんな肌になりたいなぁ!

天使

赤ちゃんの肌は水分もたっぷりだものね
あのくらいのぷるぷるの肌を意識するなら、肌の水分量をしっかり保たないとね
でも年齢とともにどんどん水分量は低下するから気をつけないといけないのよ

悪魔

肌の水分量?乾燥には気をつけなきゃっていうのはなんとなく知っているけれど、年齢にも関係するの?

天使

年齢はもちろん、肌の水分量は環境によっても影響を受けやすいのよ
じゃあまずは肌の水分量はどのくらい必要なのか、見ていきましょう

乾燥に気をつけなければならないのはわかっているけれど、肌の水分量を保つって具体的にはどうすれば良いの?化粧水をたっぷりつけるだけでは解決しない、肌の保湿問題。これから肌の水分量について知識を深めていきましょう。

肌の水分量とは

人間の体の3分の2は水分でできているということを耳にした方は多いのではないでしょうか。血液などの他に体の中に存在している生きた細胞たちが含む水分のことも合わせて指しているため、体内の水分量がこれだけの割合を占めるのです。

では肌の水分量はどのくらいでしょうか。

もともとの肌質や年齢によっても異なりますが、肌の水分量としては全体の40%~50%程度あると理想的です。また、30%を下回ると肌の乾燥を感じるようになっていきます。

肌の水分はどこに存在しているのか。水分をどうやって補い、キープすれば良いのか。

肌と水分の関係を知り、水分たっぷりなみずみずしい肌へのヒント手に入れましょう。

皮膚の構造と肌の水分について

美肌になる皮膚の構造・お肌の仕組みとは?

肌に存在する水分について知るためには、まず肌と皮膚の関係を理解しておくとわかりやすいと思います。

皮膚には大きく分けて3つの階層があります。外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」と分かれており、表皮は更に細分化すると4つの階層に分かれているのです。

表皮は外側から順に「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」と続いており、肌はこの一番外側である角質層を指し、この角質層は古くなった細胞(角質細胞)が集まって構成されています。

古くなった細胞?と疑問に思われる方もいるかもしれませんね。もう少し詳しくお話しすると、表皮にはターンオーバーと呼ばれる新陳代謝のサイクルがあり、まず基底層で生まれた表皮(角化)細胞は、その後から更に新しく生まれる細胞に押し上げられるように少しずつ形を変えて、有棘層と顆粒層を経て角質層へとたどり着きます。角質層では細胞の核が無くなるため細胞としては「古くなった」と言う扱いになりますが、ここでの角質細胞の状態が肌環境の良し悪しを左右することになるのです。

そしてこの角質層のことを肌と呼びます。角質細胞自身は水分を含んでいません。しかし、角質層はターンオーバーの過程ですぐ下の層から生きた細胞が持つ水分を受け取ることができるのです。これが肌の水分の元となります。

そして、角質層に水分が運ばれるこの時に鍵となるのが「セラミド」という角質細胞間脂質です。角質細胞間脂質とは、表皮細胞が基底層で生まれ育つ中で細胞内で脂質として徐々に合成されていく物質です。

表皮細胞がいよいよ角質細胞へ変化する際に、この角質細胞間脂質は細胞から飛び出て角質細胞を取り巻き、角質細胞同士の隙間を埋めるように繋ぎ合わせる働きをします。また、下の層から送られた水分を角質層に留めてくれる存在であり、この一種であるセラミドは特にこの水分を保有する点でとても重要な役割を果たしてくれるのです。

セラミドと水分が重なり合うラメラ構造

肌の水分は、セラミドはサンドイッチのように水分を挟み込むことで保たれています。ただし、このセラミドが少ないとせっかく送り出されてきた水分は蒸発してしまうのです。

肌の水分を守る役割分担

セラミドが失われてしまうと、肌の水分量は80%も低下します。肌の蒸発を防ぐ役割を持っている皮脂も、セラミドが減少しすぎた肌には力が及びません。

実はセラミドで挟み込まれた水分は乾燥した環境でも蒸発することはなく、極寒の地でも凍りつくこともないのです。逆にセラミドが減少すると、内側から届いた水分を十分にキープすることが出来ないため悪環境下において肌の水分量が低下することに繋がってしまうのです。

よく肌の水分が失われるのは乾燥が原因と耳にすることがあります。乾燥した環境は肌にとって良いとはもちろん言えませんが、実際は肌の水分量が低下してしまうのは肌のセラミドが減少してしまっていることが大きな原因と言えます。

悪魔

わ~セラミドなくなっちゃったら大変!
あ、でも水分減っちゃったらその分水を飲んだら蒸発した分を補給できるんじゃない!??

天使

それは誤解よ
お水を飲むだけじゃ肌の水分不足は解決しないの

肌の水分量、水を飲むだけでは解決にならない!?

美容関係の本やインターネットのサイトなどで、時々水を飲むことを推奨しているのを見かけます。もちろん水を飲むことは悪いことではありません。人間の体は無自覚でも水分を失っていきますし、しっかり水分をとることは大切なことです。

とはいえ、多く摂れば体に良いということではありません。多く摂れば肌も潤ってくれればいいのですが、残念ながら多くの水分は「尿」として体から排出されていきます。体が必要としている量を多く上回ってしまうと、尿から排出しきれず体に残り、むくみや冷えの原因になってしまいます。

体が必要としている水分量は環境やその日摂った食事によっても変化するので、あくまで目安で体調をよくみて水分を摂るようにしましょう。

摂った水分の大半はこうして排出されてしまうので、肌の水分量を増やすことに直結しません。肌の水分量を増やすためには、細胞から生まれる水分をしっかり肌にキープすることです。そのためにもターンオーバーが正常に機能させるようにケアしてあげましょう。

もし水分をキープしきれず肌の水分量が不足している状態のときは、シワなどの他の肌トラブル予防やケアとしても保湿力の高い化粧水で肌の水分を補うと良いですね。

また、肌の水分をキープする働きをするセラミドを化粧品から補うことも効果的です。

化粧品からセラミドを補うこともできます。でもセラミドを模した成分を使っている化粧品も出回っているので気をつけて。選ぶ時は成分表記をよく見て、セラミドの後に数字が入っているものを入手しましょう。特に人の肌に多く含まれ、加齢と共に現象しやすいセラミド2が配合されているものがおすすめです。

悪魔

水飲めば…なんて甘い考えだったのね

天使

そう、大事なのはいかに水分をキープするかなの
セラミドが不足しているとちょっとした日常の中でも肌から水分が逃げていってしまうからその点も気を付けましょうね

セラミドが不足した肌。水分が減少してしまう原因となるのは?

セラミドが不足した肌は水分を十分にとどめておくことができません。日常のちょっとしたことで、水分は肌から蒸発して逃げていってしまいます。どんなことが肌の水分低下に影響していくのか、日ごろの生活スタイルも思い返しながらみていきましょう。

日焼け

日焼けは軽度の火傷のようなものと思った方が賢明です。強い太陽の日差しを浴びた肌は、一見変わりなく見えても肌の水分はかなり蒸発してしまいます。また紫外線でもダメージを受けてしまうので、日焼け対策はとても重要です。そして日焼けした際はいつも以上にケアをしっかりとし、化粧水で十分に補給してクリームやオイルなどでしっかり保湿しましょう。

睡眠

健康な角質層を作るためには十分な睡眠が大事。ターンオーバーによる肌の再生と修復はこの睡眠の時間で行われるのです。ターンオーバーが乱れると細胞から生み出されるセラミドも減少しやすくなります。

体調不良

体に何かダメージがあった時、不調な箇所を回復しようと水分が体中から運ばれていきます。皮膚のようにダメージに強い部位の水分はその際失われやすくなります。

飲みすぎた翌日はダメージを受けた内臓を回復させるため、水分が肌から内臓へ運ばれてしまうため乾燥しやすくなるのもこういった理由があるのです。

空気の乾燥

空調などが効いた部屋では知らず知らずのうちに肌の水分は逃げていきます。肌への水分補給を心がけ、特に冬場は加湿器を使用するなどして室内の乾燥によって肌の水分が逃げてしまうことを防ぎましょう。オフィスや外出先の建物の中など、自分では気づかないうちに空調が働いてることも多いのでこまめにケアをしてくださいね。

加齢

年齢と共に肌に存在するセラミドは減少していきます。これはセラミドを分解してしまう「セラミターゼ」という酵素が加齢によって活性化していくことが大きく影響しています。

このセラミターゼも体にとって必要な酵素ではあるのですが、活性化はある程度抑えておかないと、化粧品などからセラミドを補っても補ってもどんどん分解されてしまう可能性もあります。炎症が起きると活性化が強まるので、肌へは低刺激を意識し、ダメージや負担をなるべくかけないケアをしましょう。

ストレス

ストレスはセラミターゼを活性化させる要因のひとつでもあります。また、ストレスは自律神経を乱してターンオーバーを乱す原因ともなり、新しいセラミドの生産の妨げることにもなるため、我慢せずストレス発散ができる環境作りをしたいですね。

洗顔

界面活性剤が入っているクレンジングを強くするとセラミドも流れてしまいがちです。また、セラミドが減った肌から皮脂を取り除きすぎると肌の水分が蒸発しやすくなるので、皮脂の取りすぎも注意しないとなりません。

ただ、肌に汚れが残っていると化粧水の水分が十分に浸透しないので、加減が難しいですが適切な洗顔をすることはとても重要なことです。体温より少し低めの温度で刺激を極力あたえずに不要な皮脂を流し、化粧水でしっかり保湿してあげましょう。

肌ケア

肌の水分補給として化粧水、またセラミドを補うクリームなど化粧品も使うと肌の調子も整えやすいですね。

ただし、注意してほしいのが化粧水をつけた後です。化粧水を肌に与えたことでこれで保水をした、と安心したくなってしまうかもしれません。ところが肌に化粧水を与えたときから実はその水分は少しずつ蒸発してしまうのです。怖いのはその際に放っておくと肌にもともとあった水分まで一緒に蒸発してしまうことです。

これでは逆効果ですよね。そうならないために、化粧水をつけた後は水分を逃さないように乳液などで蓋をするのを忘れずに。

また、シートパックをする際は使用時間に注意!推奨時間を過ぎてしまうとシートの乾燥と共に肌の水分を逆にシートにもっていかれてしまいます。

与えるだけでなく、いかに肌に水分を留めるかを意識した肌ケアを心がけてくださいね。

手に入れたい!ぷるぷるの肌!!水分量を補うためには。

肌が乾燥するとシワやたるみ、ほうれい線への影響があり、また刺激などから肌を守るバリア効果も低下します。できるだけ肌の乾燥は防ぎたいものですが、どんなことをすればより良い肌環境になるのでしょうか。

セラミドを減少させてしまう原因を改善するだけでもかなり状態は変わってきます。

質の良い睡眠をとり、肌に良い栄養を食事やサプリメントから得られるように日々の生活スタイルを見直していきましょう。

食事はセラミドの含まれた食材を摂ると効果的です。

セラミドを多く含む食材

代表としてコンニャクが挙げられます。米ぬかや小麦なども多くセラミドを含んでいますが、コンニャクは7~16倍ほども多くセラミドを含んでいる有難い食材なのです。ほかにも、大豆・小豆・黒豆・ワカメ・ヒジキなどもセラミドを多く含みます。

加えて、タマネギやジャガイモ、キャベツなどは肌に必要な成分を運ぶ血行を良くする効果がある食材ですのでこちらも併せて摂ると良いでしょう。

また、乾燥肌を予防するには山芋やオクラ、納豆などのネバネバ系の食材もおすすめです。

悪魔

食べ物にもセラミドが入っていたなんて知らなかった!

天使

食事や睡眠、日常生活の見直しするだけで肌の調子はずいぶん変わるはずだから是非心がけてみてね

肌の水分量のまとめ

  • 肌の水分はセラミドによってキープされており、セラミドが減少することで肌から水分が逃げやすい環境になってしまう。
  • 肌の水分量を増やすためには肌のセラミドを増やし、不足した分は化粧水などで補う。
  • セラミドが減少している肌は日常生活のちょっとした刺激で水分を失いやすくなっているので注意が必要。生活スタイルを見直し、肌の環境をよくしましょう。

肌の水分量を理想の40%~50%にするためには不足している分は、基礎化粧品である程度補うことができるので効果的に取り入れていきたいですね。

天使

どう?ぷるぷる肌への道は見えたかしら?

悪魔

なんか、少し見えた来た気がする!!!
とにかく、日焼け対策とかできることからやってみようかな

天使

あとは洗顔の仕方も大事ね

悪魔

肌が乾燥しないように気を付けてみる!