
目元に薄いシミができちゃった~(涙)紫外線ケアはしてるのに…

顔のなかでも目元はシミができやすいエリアなの

えー?シミができやすい場所なんてあるの?

残念ながらあるのよ… じゃあ、目元にシミができる原因とケアについて考えてみましょう
顔の中でもシミができやすい目元。人によっては若いうちから、目元にうっすらシミが浮かんでくることもあります。薄いシミから濃いシミまで、目元にシミができる原因とお手入れの方法を詳しくお話していきます。
1.目元のシミができやすい理由とは?
紫外線の影響や炎症による色素沈着、ストレスによるホルモンバランスの乱れ…。シミができる原因はさまざまですが、同じようにお手入れをしていても、シミが実際に現れるのは目もとの肌であることが圧倒的に多いようです。なぜ、目元は顔の他のパーツよりもシミができやすいのでしょうか。
肌が薄くデリケートだから
「目元の肌はデリケート」とよく言われていますよね。目元の肌はゆで卵の薄皮程度の厚さしかありません。この極薄い肌の表面にある表皮は、さらに角層、顆粒層、有棘層、基底層という4つの層に分かれています。
肌の一番上にある角層は肌の水分を維持する保湿機能と外部の刺激から肌を守るバリア機能の2つを備えています。他のパーツと比べて薄い目元の肌は角層も薄いため、水分を失いやすく、外からのダメージを受けやすいと考えることができるのです。
紫外線の影響を受けやすいパーツだから
まばたきを繰り返す目元の肌は顔のなかでも動きやすいパーツ。紫外線防止のために日焼け止めを塗っても落ちやすいということができます。
また、目元の肌、特に目尻のあたりは頬骨の上、すなわち顔の中でも位置が高いところにあります。常に外気にさらされている顔の中でも目元の肌は紫外線の影響を受けやすいと考えることができるのです。
2.目元のシミができる原因とは
では、目元のシミはどんな原因でできるのでしょうか。おもなものを4つについて見て行きましょう。
- 紫外線の影響によるもの
- 色素沈着
- そばかす
- 肝斑(かんぱん)
紫外線の影響によるもの
肌は紫外線を浴びると、メラニン色素を作り出して紫外線を吸収しダメージを最小限に抑えようとするはたらきをもっています。メラニン色素=シミと悪者扱いされがちですが、実は肌を守ってくれる大切な役割を担っているのです。
紫外線を浴びてもターンオーバーがスムーズに行われていれば、シミができることはありません。しかし、長期間紫外線にさらされてメラニン生成が過剰になったり、加齢などの原因でターンオーバーが低下したりするとメラニン色素を含んだ角質が肌に残ってしまいます。これがシミの正体です。
目元の肌は角層が薄く、バリア機能が低下しやすいパーツ。それだけに、紫外線のダメージを受けやすいため、肌はせっせとメラニン色素を作り出して自らを守ろうとしているのです。
色素沈着
紫外線に当たったときと同様、肌が摩擦を受けたときもメラニン色素が増えて目の下のシミの原因となります。アイメイクを落とすためにゴシゴシこすったり、日常的にクレンジングシートを使用している方は要注意。パウダーファンデをすり込むのもNGです。
もうひとつ、炎症が起きたあとの色素沈着も目元のシミの原因となります。アトピー性皮膚炎や湿疹などができた後は、毛細血管が拡張して赤みとして残ることがあります。また、炎症のダメージから肌を守るために作られたメラニンが残って茶色っぽい色素沈着となってシミのように見える場合もあります。
そばかす
目元の下のシミのなかには遺伝が原因で起こるそばかすが含まれている場合もあります。先天性の症状なので、子どものころからあるというシミはもしかしたらそばかすかもしれません。そばかすの場合、年齢とともに自然と薄くなることもあるようです。
そばかすがシミになってしまう場合もあるので、シミと同じように紫外線防止、美白ケアなどのお手入れをするようにしましょう。
肝斑(かんぱん)
目の下から頬骨の上に左右対称に現れるのが肝斑(かんぱん)。一般的には30代後半から40代にかけて出ることが多く、原因はホルモンバランスの変化だと考えられています。そのため、紫外線対策をきちんとしていても、できることがあるのです。
また20代の女性でも出産後、目元のシミが一気に増える…ということも。この場合、一時的なもので次第に薄くなることがほとんどですが、年齢を重ねるにつれて同じ場所に肝斑となって現れる場合も少なくありません。
ひとことで目元のシミといっても原因はさまざま。
お手入れをするときは、シミができてしまった原因に合わせたケアや予防対策が必要になります。

ガーン! クレンジングが面倒でついついクレンジングシートを頻繁に使っちゃってた… マスカラとか…アイラインとか…ゴシゴシって……(涙)

うーん、毎日となると、摩擦によるダメージが蓄積されてしまうかもしれないわね
3.目元のシミを消す・予防するケア
老け顔の大きな原因となる目元のシミ。このシミを消す方法や予防する方法について考えてみましょう。
紫外線を徹底的に防ぐ!
紫外線がもたらす光老化によるシミ、そばかす、色素沈着、肝斑、いずれも紫外線を浴びることで悪化したり、症状が長引いてしまいます。目元のシミが気になる方は紫外線対策を徹底しましょう。
とはいえ、目元の肌は薄くデリケート。SPF値やPA値の高い日焼け止めを連用すると、肌が乾燥してバリア機能が低下、さらにシミができやすくなる…という悪循環を招いてしまうことも。
目元のシミが気になる方は紫外線散乱剤を使用した肌に優しい日焼け止めと、サングラスや日傘など物理的に紫外線をカットするアイテムを組み合わせてみましょう。
また、ストレスを受けて心が弱っているときや体調が悪いときなどは、紫外線の影響によるダメージが起こりやすくシミができやすい時期であると言えます。心身の体調が悪いときは、より慎重に紫外線対策を行うようにしてくださいね。
美白化粧品でケアする
目元のシミを防ぐためには、美白化粧品を毎日のお手入れに組み込むのが一番。いまのところシミがないという人も美白化粧品でケアすることで、シミ予備軍がシミになるのを防ぐことができます。
美白美容液の中には乾燥しやすいタイプのものもあり、目の周りの使用は避けなくてはならないアイテムもありますが、最近は美白成分が配合されたアイクリームもあるので、チェックしてみてください。
炎症をともなう肌トラブルは皮膚科へ
湿疹やかぶれなど、目の周りに炎症が起きてしまったときは、症状を長引かせないことが大切。できるだけ早く皮膚科を受診して炎症を抑える治療を受けるようにしましょう。
早めに炎症を抑えることで、その後に起こる色素沈着を防ぐことができます。炎症がおさまったら、美白化粧品でお手入れしてもOKです。
肝斑は内服薬でのケアも有効
目元のシミの正体が肝斑である場合、トラネキサム酸やL-システインを配合した内服薬で改善することもあります。美白美容液のなかでも肝斑のケアができるようトラネキサム酸を配合したものがあるので、肝斑かな?と思った方は一度試してみては?
ストレスを忘れ、前向きに過ごすことも大切!
女性の場合、ストレスを感じるとホルモンバランスが変化してシミができやすくなります。一度、できてしまったシミも強いストレスにさらされた状態では薄くするのは難しいと言えるのです。
シミがあるから、肌トラブルがあるから…と気持ちが落ち込んでしまう気持ちは当然ですが、できるだけ前向きな気持ちで過ごすようにしましょう。その方がお手入れの結果も出やすいはずですよ!
目の下・目元にシミができる原因は?まとめ
- 目元の肌はデリケートでしみができやすい!
- 目元のシミの原因は紫外線、色素沈着、そばかす、肝斑などがある
- 原因に合わせたケアが必要、ただし紫外線ケアと美白化粧品はマスト!
- 前向きな気持ちでお手入れすることも大切
老け顔の原因となる目元のシミがあると、ゆううちな気分になりがち。目元の肌はデリケートなので、ていねいな保湿と紫外線対策、美白化粧品でのお手入れを習慣にして少しでも薄くなるようにケアを続けましょう。

ゴシゴシこするクレンジングをやめたら、シミが薄くなってきたみたい!

よかったね悪魔ちゃん!

安心したよ~まさか習慣がシミに悪影響だったとは これを機に美白成分が含まれたアイクリームを探してみようかな!

いい考えね!美肌のためには予防と対策、同時に行うことがおすすめよ