悪魔

肝斑ってなんのこと?シミとは違うの?

天使

見た目はシミと似ているんだけど、できる原因が違うの 紫外線が原因じゃないから、普通のシミとは違うケアが必要なのよ

悪魔

え?紫外線が関係しないシミなんてあるの?

天使

そう、肝斑は紫外線をカットしただけじゃ防げないシミなのよ

30代後半から40代にかけて頬骨の上あたりにうっすらと浮かんでくるのが肝斑(かんぱん)です。見た目は普通のシミと変わりませんが、普通のシミと違ってできる原因が紫外線による影響や色素沈着だけではないのが特徴です。

では、肝斑はなぜできるのでしょうか?ここでは肝斑と普通のシミの違いについて詳しく説明していきます。

1.シミと肝斑の違いとは

「あれ?こんなところにシミがあったかしら?」こんな風に気づくことが多い肝斑。シミが顔のいろいろなところにできるのに対し、多くの場合、肝斑は左右対称、両頬の頬骨の上あたりにうっすらと現れます。肝臓の色に似ていることから、この名前で呼ばれているのだそうです。

紫外線によるシミは輪郭がくっきりとしているのに対し、肝斑は輪郭があいまい。薄いシミが比較的広範囲にもやっと浮かんでいるように見えるのが特徴です。左右の大きさや位置が違うことはありますが、頬の片側だけにできるということありません。人によっては額の真ん中あたりや口の周りにできることも。

肝斑は30代後半から40代にかけて現れやすいのですが、妊娠するとできやすくなるのも特徴のひとつです。

2.シミができる原因

通常のシミは紫外線の影響や肌に与えられた摩擦などが原因で起こります。肌は刺激が与えられると、自らを守るためにメラニン色素を増やす機能を持っています。

肌のターンオーバーが正常に行われていれば、メラニン色素を含んだ角質は徐々に肌表面に押し上げられて、やがてはがれ落ちていき、シミになることはありません。しかし、加齢によってターンオーバー機能が低下したり、何らかの原因によってメラニン色素が過剰に作られると、排出が追いつかなくなり、シミとなって肌に現れるのです。

両腕の内側やお尻にシミがほとんどないことからも分かるように、紫外線に当たらなければシミができるのを防ぐことは不可能ではありません。また、通常の美白化粧品を使用すればかなり改善させることもできます。

3.肝斑ができる原因

女性ホルモンのひとつである黄体ホルモンの影響を受けることは分かっているものの、肝斑ができる根本的な原因は分かっていません。

妊娠やピルの服用がきっかけでできたり、生理の時期に濃くなったりするように感じることも。40代半ばから始まる更年期障害の時期になって初めて肝斑が現れるという人もいれば、ストレスや不規則な生活を送っている20代後半の女性で肝斑に悩んでいるという人もいます。

さらに、発症の原因にはならないものの、紫外線や外部から受ける刺激によって濃くなるため、肝斑のケアは通常のシミ防止ケアと並行して行う必要があります。原因がはっきり分かっていないこともあり、肝斑はシミのなかでも改善が難しいと言われているのです。

悪魔

ホルモンバランスって自分ではどうにもできないよね 化粧品では改善させられないの?

天使

美白成分でも肝斑の改善効果が期待できるものがあるわ こうした成分を配合した化粧品でケアするのもひとつの方法よ

4.肝斑を改善してくれる成分とは

肝斑の改善に効果が期待できる成分として挙げられるのがトラネキサム酸とハイドロキノンです。

トラネキサム酸

トラネキサム酸はアミノ酸の一種でトランサミンとも呼ばれています。抗炎症、抗アレルギー、止血効果のある成分として昔から医薬品として幅広く使われてきた安全性の高い成分です。歯磨き粉の成分として目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

トラネキサム酸はメラニンを作り出す細胞、メラノサイトを活性化するプラスミンという因子のはたらきを抑えることで肝斑の原因となるメラニンが作られるのを阻止します。このことで、肝斑を薄くしてくれる効果が期待できると考えられているのです。

トラネキサム酸はメラニンができるのを抑える効果が期待できますが、できてしまったメラニンにはアプローチできません。そのため、肝斑改善のための美白化粧品にはビタミンCをはじめ、できてしまったメラニンを無色化する還元作用のある成分やターンオーバーを高める成分をプラスしているものがほとんどです。

ハイドロキノン

肌の漂白剤と呼ばれるほど、美白効果の高い成分として知られるのがハイドロキノンです。メラニンを作り出す酵素であるチロシナーゼを阻害する成分でメラニン色素を作らせなくすることで肌を白くします。

その効果は医薬品としても認められているほどですが、使い方によっては白斑(肌の色が白く抜けてしまうこと)が起こることもあるので、注意が必要です。日本では2%の濃度まで配合することが厚生労働省によって認可されているため、低濃度のものであれば化粧品でもハイドロキノン配合のものがあります。

肝斑はできるメカニズムが違います。肝斑の改善に効果が期待できるのは、トラネキサム酸やハイドロキノンなど。

美白成分としては、それほど一般的ではないので化粧品で肝斑のケアをしたいときは、これらの成分が配合されているかチェックするのがポイントです。

悪魔

根本的な原因が分かってなくても、肝斑を改善する成分はあるのね 肝斑ももちろん、体の中からのケアが必要なんでしょ?

天使

悪魔ちゃん、分かってきたわね その通りよ!

5.肝斑を体の中から改善するケア

内服薬やサプリメントを飲むときの注意
肝斑の改善には内服薬やサプリメントが用いられることもあります。主な配合成分はトラネキサム酸とL-システイン、アスコルビン酸(ビタミンC)など。一定期間、服用することで効果が実感できると言われています。
L-システインにはメラニンを生成の抑制、できてしまったメラニンを無色化する作用やコラーゲンの生成をサポートするはたらきなどがある成分ですが、長期間服用すると白髪が増えるという報告もあります。
白髪もなんらかの原因で髪を黒くするメラニンができなくなったことが原因でできるもの。L-システインによって白髪が増えたとしても、不思議はありません。内服薬やサプリメントは長期服用を避けた方がいいでしょう。白髪が気になる人は肝斑の改善効果が期待できる美白化粧品だけのケアをおすすめします。
生活習慣の見直しもしてみよう
ホルモンバランスはストレスや睡眠不足の影響を受けることがあります。30~40代の肝斑ができやすい世代はストレスも多い年齢。出産時もストレスが増えるタイミングです。
ストレスを完全になくすことは難しいので、気分転換や楽しい!と思える趣味を見つけて、ストレスに強い心を作ることも大切です。また、不規則な生活や睡眠不足もホルモンバランスの乱れを引き起こすため、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。

6.シミと肝斑、共通のケアとやってはいけないケア

肝斑は紫外線や摩擦によって濃くなることがあります。そのため、紫外線防止のためのUVカットの使用や美白化粧品の使用は肝斑の改善にも役立ってくれます。「これは肝斑だからしかたない」と諦めて紫外線を無防備に浴びたりするのはNG。紫外線対策は欠かさないようにしてくださいね。

また、手っ取り早くシミを除去できると考えられているレーザーでの治療も肝斑には向かないケースがあります。レーザーの種類によっては肝斑がより濃くなってしまうことも。普通のシミだと思ってレーザーでシミ取りをしたら、実は肝斑で施術後、余計に濃くなってしまった…というケースもあるほどです。

肌が弱い人やシミなのか肝斑なのか判別がつきにくい…という方は、安全性の高いトラネキサム酸をはじめとする美白成分を配合した美白化粧品で地道にケアするのがおすすめ。新しくできる肝斑を防ぐためにも、美白化粧品の使用はマストと言えるでしょう。

悪魔

紫外線対策や摩擦を避けるケアはシミだけじゃなく、肝斑の改善にもつながるんだね

天使

そう、この2つは美肌ケアの基本中の基本だと覚えておいてね

シミと肝斑の違いまとめ

  • 肝斑は女性ホルモンの影響が原因
  • ストレスや睡眠不足なども肝斑を悪化させる
  • 肝斑改善にはトラネキサム酸とハイドロキノンがおすすめ
  • 紫外線防止やビタミンCなどの定番美白成分を配合した美白化粧品の使用もマスト

女性の見た目年齢を一気にアップさせてしまう肝斑。一度、できてしまうと改善に時間がかかり、ホルモンバランスの影響で一時的に濃くなることもあります。

肝斑を改善する成分を配合した美白化粧品なら、肝斑だけではなく、普通のシミもケアできるので一石二鳥。もちろん、紫外線防止や摩擦を避けるケアも必須です!

悪魔

私はまだ若いから肝斑はできないだろうなー

天使

悪魔ちゃん、ストレスや不規則な生活でホルモンバランスが乱れれば20代後半でも肝斑ができることがあるってことを忘れないでね

悪魔

そういわれてみれば、生理前ってシミが濃くなる気が…

天使

それがホルモンバランスの変化なの 生理前後は特に紫外線ケアや美白ケアをていねいにするようにしてね!