悪魔

今日は日差しが強いな~でも、朝SPF50の日焼け止めを塗ったから大丈夫!

天使

悪魔ちゃん、近所のお出かけでSPF50は強すぎじゃないかしら

悪魔

塗り直しが面倒だから、SPFが高いものを選べば大丈夫だと思ってたんだけど…

天使

うーん、そうともいえないのよね… じゃあ、正しい日焼け止めの選び方と塗り方を勉強しましょう日焼け止めについて勉強しましょうか!

皆さんは上手に日焼け止めを使い分けて、正しい塗り方ができていますか?

「日焼け止めはSPFやPA値が高いものを選んでおけば安心」と考えているかもしれませんが、そのお手入れがあなたの肌を疲れさせているかもしれません。

ここでは正しい日焼け止めの塗り方と選び方についてマスターしていきます!

1.日焼け止めのSPF、PAってなんのこと?

日焼け止めの強さを表す基準である、SPF、PA+といった数値、皆さんは正しく理解していますか?「とにかく数字が大きければ、長時間紫外線を防いでくれる」という考えは100%正しいとは言えません。詳しく見ていきましょう。

SPFとは?

SPFとはサンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略。SPFは肌の表面である角層を刺激して肌の赤くする作用のある紫外線B波、UVBをカットする強さを表す目安です。確かに数字が大きいほど効果が高いと言えるのですが、人によってどのくらいの効果が期待できるかが変わってくるということをご存知ですか?

例えば、生活紫外線のカットに適していると言われるSPF32。SPFとは、その人が日に焼けるまでにかかる時間をどのくらい引きのばせるという目安。日に焼けるまでの時間というのは、肌が赤くなるまでにかかる時間で通常は15~20分程度と言われています。

例えば、肌が白く紫外線に弱い人で日焼けするまでの時間は15分程度という場合、SPF32の日焼け止めを使用すると、15×32で480分、だいたい8時間くらい日焼けするまでの時間を伸ばすことができるということ。肌のメラニン色素が多いなど、紫外線に強く日焼けするまでに20分程度という人の場合20×32で640分、約10時間強日焼けを防止することが可能になります。

「日焼けするまでの時間をのばすということは、紫外線を完全にカットできるわけじゃないということ?」という疑問を持った方もいるかもしれませんが、まさにその通り。SPF値の高い日焼け止めを塗っても100%紫外線の影響を受けない!というわけではないのです。

PAとは

PAとは、プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略。肌の真皮にダメージを与え、雲やガラスもすり抜けると言われている、やっかいな紫外線A波、UVAを防ぐ強さを表しています。そのレベルは+の多さで表され、+~++++まで4段階。

それぞれ、PA+(UVAを防ぐ効果がある)、++(かなり効果がある)、+++(非常に効果がある)、++++(きわめて高い効果がある)というように効果の高さが設定されています。

悪魔

えー??SPFが高くても100%紫外線をカットできてるわけじゃないの?! そんなぁ~安心してたのに~

天使

でも大部分を減らすことはできているから安心して! 日傘や帽子、長袖の服なんかを併用することが大事なの

2.上手に使い分けよう!日焼け止めの種類

SPF、PA値の高い日焼け止めを使用した後、肌がカサカサに乾燥してしまったことはありませんか?肌が敏感な人の場合、紫外線から肌を守るための日焼け止めが肌にとって負担になることもあります。

日焼け止めにはいくつか種類があるので、敏感肌の方は肌への負担が少ないタイプの日焼け止めを選ぶのがベスト。肌に合った日焼け止めを選ぶには紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いを理解しておく必要があります。

紫外線吸収剤

SPF、PA値の高い日焼け止めの多くに使用されている成分には下記メリットがあります。

  • 紫外線防止効果が高い
  • 肌に塗っても伸びがいい
  • 汗に強い
  • 塗った時に白くならない

肌表面で紫外線を吸収して放出し、紫外線の影響を少なくしてくれるのですが、肌の上で化学変化が起きて、熱を放出することから肌へ負担がかかるのがデメリットです。さらに紫外線吸収剤自体が合成された成分なので、肌に合わないという人もいます。

また、さらっとしたテクスチャーを保つため、界面活性剤が使用されていることがほとんど。界面活性剤は肌を乾燥させて、バリア機能を低下させてしまう作用があると言われています。紫外線吸収剤の代表的なものには以下のようなものがります。

  • ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル
  • ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
  • メトキシケイヒ酸オクチル
  • t-ブチルメトキシジベン

紫外線散乱剤

物理的に紫外線を散乱、反射させて肌を守るのが紫外線散乱剤です。パウダー状の成分で肌を覆うことで、紫外線の肌への浸透を防止。肌への負担が少なく、敏感肌の方向けの日焼け止めにもよく使用されています。主な成分は次の2つ。

  • 酸化チタン
  • 酸化亜鉛

これらは、化学合成された成分ではないので「ノンケミカルの日焼け止め」と呼ばれることも。またチタンや亜鉛といったミネラルが肌を守ることから、ミネラルファンデーションにも使用されています。

デメリットはべたつく、白く残るなど使用感がイマイチなこと。ファンデーションをのせるとヨレてしまうという声もあります。

また、肌の上にしっかり塗れていないと効果を発揮できないので、こまめに塗り直すことが重要。ただし、使用感が悪いものを重ね塗りすると顔の上でドロドロになってしまうということもあります。

これまで紫外線散乱剤を使用した日焼け止めはSPF30前後のものがほとんどでしたが、最近は各化粧品メーカーから紫外線散乱剤を使用したSPF50、PA++++という高い日焼け止め効果のあるアイテムが登場しています。使用感のよいものも増えているので、敏感肌の方はこうしたアイテムをチェックしてみてください。

肌への刺激が少ない紫外線吸収剤も

紫外線吸収剤といっても、すべての方に肌トラブルが起こるわけではありません。紫外線吸収剤をナノカプセルで包んで肌への負担を減らしたタイプがありますが、これなら敏感肌の人でも問題なく使えることが多いようです。

どちらを使うのが肌にとっていいのか、迷ってしまいそうですが、「外に出るときは紫外線吸収剤タイプを、家のなかで過ごしたり、近所への買いもの程度しか外出しない日は紫外線吸収剤タイプを」というように上手に使い分けることが、肌への負担を軽減することにつながります。

紫外線以外の外的刺激をカットできるマルチな日焼け止め

花粉やPM2.5などの大気汚染物質や排気ガス、摩擦、ブルーライトなどのさまざまな外的刺激から肌を守る成分をプラスした日焼け止めもあります。また、日焼け止めにトラネキサム酸やビタミンC誘導体、アルブチンなどの美白成分を配合したタイプも。

あらゆる美肌への脅威から肌を守りたい、日中も美白したい!という方は、是非チェックしてみてください。

紫外線から肌を守ってくれる日焼け止めですが、まったく肌に負担がないわけではありません。

生活シーンや肌質に合わせて、いくつかの日焼け止めを使い分けるようにしてくださいね。

日焼け止めは朝塗れば1日、肌を守ってくれるというわけではありません

ムラなく、こまめに塗り直すことを忘れないようにしましょう!

3.日焼け止めの正しい塗り方とは?

こまめにムラなく塗り直してこそ、効果が発揮できる

「SPF32で約8時間、紫外線を防ぐことができるなら、仕事にいくだけの日は朝、1度塗ればほぼカバーできる」と考えていませんか?でも、日焼け止めは手で触れる、ファンデーションのスポンジでこする、汗をかく、表情が動くといったことで、塗った後、どんどん落ちて効果が薄れていきます。SPF32の日焼け止めを塗ったからといって1日中安心できるというわけではないのです。

また、ムラなく顔全体に塗ることも大切。日焼け止めを塗るときは以下のポイントに注意するようにしてみてくださいね。

  • 顔に塗る場合、化粧水や乳液で保湿。肌の上で混ざるのを避けるために、保湿アイテムが浸透してから日焼け止めを塗ること
  • 顔全体に薄くムラなく伸ばし、2度塗りすること。特に顔の側面は塗り忘れがちなので注意
  • 汗のかき具合やメイク崩れの状態を見て、2~3時間に1度は塗り直すこと

日焼け止めを塗っただけで安心してはダメ!

すでにお話したように、SPF、PAがどんなに高くても紫外線を100%カットできるわけではありません。日焼け止めを塗りつつ、日傘をさす、帽子をかぶる、長袖の服を着る、手袋やサングラスを使用するというように、紫外線を物理的にカットすることも必要です。

4.日焼け止めの落とし方

「ウォータープルーフの日焼け止めを使ったあと、クレンジングをしたけれど肌に被膜感が残っていた」という経験はありませんか?海や山、雪山でのレジャーシーンのために作られた日焼け止めの中には専用のクレンジングを使用しないと、完全に落ちないものがあります。

肌に日焼け止めが残ると肌荒れや乾燥、ニキビなどのトラブルを招きがち。専用のクレンジングが必要なアイテムはできるだけ、専用のクレンジングを使うようにしましょう。ただし、このようなウォータープルーフの日焼け止め用クレンジング剤には界面活性剤が含まれているため、肌へのダメージは少なくありません。使用後はいつもよりていねいに保湿するようにしましょう。

SPF値の低いものや紫外線散乱剤を使用したもの、あるいは紫外線吸収剤でもカプセルに包まれたタイプのものなどは、せっけんや普通のクレンジングで落とせることがほとんど。日焼け止めを落とすときの肌への負担を少なくしたい方におすすめです。

また、うっかり忘れがちなのが体に塗った日焼け止めのクレンジングです。クレンジングのタイプによっては、ボディソープでは落としきれないことも。シートタイプのクレンジングやたっぷり使えるプチプラのクレンジングをボディ用として用意しておくと安心です。

5.日焼け止めを落とした後のケア

日焼け止めを落とした後は、肌が乾燥しています。クレンジング、洗顔のあとは、いつもより保湿効果の高いアイテムで肌を潤してあげましょう。

特に夏のレジャーの後など、SPF、PA値の高いクレンジングを落とした後はシートタイプのパックや美白効果の高い化粧水、美容液などでケアしてあげるのがオススメ。肌が疲れているようであれば、しばらくの間は紫外線散乱剤タイプの日焼け止めを使用するなどして、肌をいたわってあげてください。

肌がほてっている場合はしばらく保湿ケアだけで肌の回復を待つこと。特にトラブルが起きていないようであれば、速やかに美白化粧品でケアすることで、シミができるのを防ぐことにつながります。

繰り返しになりますが、日焼け止めだけでは100%紫外線をカットできるわけではありません。日焼け止めを塗ってから、クレンジングまたは洗顔、そして落とした後の美白化粧品までのケアがトータルの紫外線防止ケアだということを覚えておいてくださいね。

悪魔

SPFが高い日焼け止めは肌にも負担がかかるのね~ じゃあ、ちょっとしたお出かけとか毎日の通勤にはどのくらいのSPFの日焼け止めを使えばいいのかな

天使

シーンごとに適切な日焼け止めを選ぶことが大切よ!そうすれば肌への負担も最小限で済むわ

6.日焼け止めは生活シーンに合わせて使おう

SPFの高い日焼け止めを毎日使う必要はありません。日焼け止めは出かける場所や外にどのくらいの時間いるかどうかによって使い分けるといいでしょう。

生活シーンや外出先、目的に合った日焼け止めを使おう

「日頃から常に、SPF、PAの高い日焼け止めを使えば間違いないはず」と思っていませんか?紫外線防止効果の高い日焼け止めは、連用すると肌に負担になることも。生活シーンあった日焼け止めを選ぶようにしましょう。SPF50の日焼け止めを日常使いしていると、とかえって肌に負担をかけてしまうことも考えられるので注意してくださいね。

日焼け止めの正しい塗り方・まとめ

  • 日焼け止めは生活シーンや肌質に合ったものを選ぶことが大切
  • 紫外線吸収剤と紫外線散乱剤、上手に使い分けて
  • 日焼け止めの使用から、洗顔・クレンジング、美白ケアまでが紫外線防止ケア

年間、365日使うべき!と言われている日焼け止め。それだけに肌に負担をかけないものを正しく使うことが大切。肌に合ったものを正しく塗るようにしましょう!

悪魔

でも日焼け止めって顔だけじゃなく、体にも塗らないといけないんだよね

天使

そう、手の甲や首、襟足やデコルテは盲点になりがちだから気をつけてね

悪魔

わー、うっかりしてた! アップにしてるから襟足はマストで塗らなきゃいけないのに!

天使

最近は、ジェルやスプレータイプの日焼け止めもあるのよ! 今度は日焼け止めの選び方についても考えてみましょう!